研究開発が活発化
Googleは機械学習をどうデータセンター管理に生かしているのか?(2/2 ページ)
ソフトウェアはお役ご免に?
イェットマン氏の説では、ソフトウェアはハードウェアを追い越すという。ソフトウェアの能力は既に、ハードウェアだけで達成できることを上回ったという意味においてだ。同氏によれば、耐障害性を有するハードウェアのベンダーを駆逐したのは、仮想化をはじめとした新技術の台頭だという。仮想化技術は、耐障害性を有するハードウェアと同様のメリットをより低いコストで提供できるからだ。それ故、ソフトウェアがハードウェアを追い越したのと同様に、機械学習はソフトウェアを追い越し、葬り去ることになるというのがイェットマン氏の予想だ。
「ソフトウェアは、一連の問題に対するあらゆる解決策を試みようと人間が作り出すものだが、実際には、人はあらゆる状況を予想したりすることはできない。そのため、人が作るソフトウェアは比較的融通性に欠ける。だからこそ、機械学習はソフトウェアをしのぐことになる。機械学習は、物事を実行するための最適な方法を学習するからだ」とイェットマン氏は語る。
この機械学習の能力を活用した古典的な事例の1つに、複数のログの関連付けがある。複数のログ間の関係性は未知であり、シンプルなクエリや既存のレポート構造では恐らく何も新しいことは明らかにならない。だが、機械が相関関係を探しながら学習できるようにすれば、他の方法では達成できないような洞察を得ることができる。
ただし、期待が高まっているとはいえ、データセンター管理に機械学習を活用する事例はまだどれも新しく、大半は各社独自の取り組みだ。
「こうした取り組みの大半は、Googleなどの大手ITベンダーとともに進められている。こうした大手ITベンダーであれば、機械学習ソリューションの開発に向けた取り組みの成果が出るのも速い。各社とも開発には前向きだ」とイェットマン氏は語る。
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