適正価格の2-in-1デバイス
徹底レビュー:「HUAWEI MateBook」は“お得版のSurface Pro 4”、USB Type-Cでも不便じゃない?(2/4 ページ)
ディスプレイ
解像度2160×1440ピクセルの12インチ液晶ディスプレイで、アスペクト比は通常のクライアントPCと同様の3:2だ。画素密度はGalaxy TabPro Sに匹敵するが、Surface Pro 4や12.9インチ版「iPad Pro」には及ばない。画面の縁取りは非常に狭く、画面占有率は84%を確保した。約160度に達する広い視野角も備える。最大10点タッチが可能で、スタイラスペン「MatePen」が利用できる。
室内ではディスプレイが心地よい明るさを放つ。だが屋外のまぶしさの中では十分とはいえない。このことは、Surface Proを除くほぼ全てのコンシューマーWindows 10タブレットに当てはまる。Surface Proは、素晴らしいギラツキ防止パネルを搭載している。
スピーカーとカメラ
MateBookが搭載するスピーカーが奏でるサウンドは、他の2-in-1デバイスと変わらない。個人で使用するには十分といえる程度だ。特に音楽には制限がある。事実上、低音や超高音は出力されないと考えた方がいい。
同じことは500万画素の前面カメラにも当てはまり、ビデオチャットに使うなら問題ない。スピーカーとカメラは、ノートPCや2-in-1デバイスにとっては最も重要度の低い機能だと考えられる。この2つは購入を決める要素にはならない。
キーボードとタッチパッド
MateBookの折りたたみ式カバーには、キーボードが組み込まれている。このキーボードはバックライト付きだ。Huaweiによれば、防滴仕様のメタル加工フレームだという。
1.5ミリのキーストロークが心地良いキー入力を演出している。このストロークは他の一般的なUSB Type-Cデバイスと比べて1ミリ以上深い。またキーは弾力性にも優れている。心地良さの点では、Microsoftのカバー一体型キーボード「タイプカバー」よりもやや劣る。
レビュー担当者からは小さな苦情が2つでた。キーが小さくなるとしても、各キーの間に隙間があるゴムパッド方式のキーボードの方が好みだという。その方が、キー入力がスムーズで、押し間違いが少ない。もう1つは既定のボリュームコントロールキーがないことだ。
スペースキー下部の中央に、大きな一体成型トラックパッドがある。滑らかで基本操作には問題ない。だが2本指でのスクロールのように、複数の指を使った操作には細心の注意が必要なことが分かった。
革仕上げの折りたたみ式カバーは3役をこなし、キーボードを収容するだけでなく、保護ケースとキックスタンドとしての役割も果たす。出来が良く、プロらしく見えるのは間違いない。標準的な保護機能もある。
MateBookはかなり強力な磁石でカバーと接着する。特にカバーを閉じているときは、タブレットは安定した状態を保つ。だがカバーの持ち上げ方を間違えると、MateBookが転がり落ちる。
キックスタンドは仕事には必須だ。MateBookを支えるようにカバーの後ろの部分を折り返す。これはiPad用カバーの「Smart Cover」に似ている。折り返し角度は約10度と約15度の2段階になっている。問題は、立てかけた状態で力を入れ過ぎるとMateBookがひっくり返ることだ。机や平らな面では大きな問題にならない、ノートPCを使うときのように、MateBookをひざの上に置いて使うと床にこぼれ落ちる恐れがある。
カバーには、MatePen用に磁石製のホルダーがついている。これはカバー背面の中央にぴったりと付く。だが磁石を使っているので、あまり信頼できない。Huaweiが薄いタブレットにペンを装着する解決策を探そうとしたことは認める。強力な磁石がこれを可能にしているようだ。
MateBook用カバーは黒と褐色の2色があり、価格は129ドル(1万5984円)だ。
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