適正価格の2-in-1デバイス
徹底レビュー:「HUAWEI MateBook」は“お得版のSurface Pro 4”、USB Type-Cでも不便じゃない?(4/4 ページ)
ベンチマーク
バッテリー
MateBookは33.7Wh(4430mAh)バッテリーを搭載する。これは競合製品よりも小さく、このことはベンチマークにも現れている。ベンチマークテストツール「Powermark」でバッテリーに負荷をかけたところ、レビューに使用したMateBookは3時間15分持続した。
ディスプレイの明るさを100%に設定し、Chromeで動画配信サービス「Netflix」の動画を無線LAN接続でストリーミング再生したところ、バッテリーは4時間1分持続した。
この負荷テストはどちらも、ユーザーがMateBookに期待する最低ラインに近い。Windows 10の強力な電源管理機能を利用すれば、恐らくバッテリーだけでほぼ終日使用できるだろう。
評価できる点は、MateBookはUSB Type-Cのおかげで充電時間が短いことだ。テスト中、放電状態のバッテリーを充電器につないだところ、30分程度で36%まで回復した。
価格
MateBookのエントリーモデルの価格は699ドル(7万5384円)だ。このモデルはプロセッサにCore m3、4GBのRAM、128GBのSSD(ソリッドステートドライブ)で構成される。同じスペックのままプロセッサをCore m5に替えると849ドルになる。Core m5に8GBのRAMと256GBのSSDを組み合わせると999ドルだ。この構成で512GBのSSDにすると1199ドルになる。
キーボード一体型カバーは別売りで129ドル、MatePenは59ドルだ。従ってMateBookのエントリーモデルにキーボードを組み合わせると828ドル(9万1368円)になる。MateBookのエントリーモデルと同等スペックのGalaxy TabPro Sは899.99ドルで、折りたたみ式キーボードは付属している。Surface Pro 4のエントリーモデルも同等のスペックで、「Surfaceペン」付属で価格は899ドル(13万4784円)だ。ただしタイプカバーは含まれていない。一方、2016年モデルのMacBookは、MateBookのエントリーモデルと同等のスペックのもので1299ドル(14万8800円)になる。
従って、エントリーモデルで同等のスペックならば別料金のアクセサリーを考慮したとしても、MateBookが大差でベストな価格といえる。Huaweiが2-in-1デバイスの付属品として非常に便利なアダプターを提供し、品質に妥協しない点がその魅力を高めている。優れたオプションの価格が安いところも魅力だ。
だがモデルのレベルが上がると、価格の違いが不明瞭になる。Core i5や4GBのRAMを組み合わせたSurface Pro 4と、Core m5や8GBのRAMを組み合わせたMateBookの価格は変わらない。Surface Pro 4の卓越した構造、キックスタンド、豊富な端子数を考慮すると、こちらの方が優れていると思えるが、いつも議論になるRAMやプロセッサ速度は別にして、その差はごくわずかだ。
結論
HuaweiはMateBookで、超薄型2-in-1デバイスでよく取り上げられる問題点を取り除いてはいない。だが追加のアダプターやケーブルを付属品にすることで一部対処し、競合製品よりも価格を抑えた。その上、さまざまな点で競合製品よりも優れたデバイスに仕上げている。
MateBookの折りたたみ式キーボードは、3つのアクセサリーの中で唯一の必需品だ。その1.5ミリのキーストロークにより、市場でも優れたモバイルキーボードの1つになっている。MateDockは便利で、追加料金を払う価値がある。だが予算が厳しい場合は、付属のアダプターとAmazon.comで手に入る安価な周辺機器でも代用できる。MatePenはそこそこの機能をもつニッチな周辺機器だ。Windows 10で文筆家を目指さない限りは、出費を抑える方が賢明だろう。
価格を考えると、MateBookは本稿執筆時点で最高のCore Mデバイスだといえる。光沢のある外観をもち、安定性があり、処理速度も優れている。その長所に比べれば短所はあら探しのようなもので、素晴らしい製品全体を損なうものはほとんどない。お見事、Huawei。
長所
- しっかりとした構造、魅力的なディスプレイ
- 俊敏で安定したパフォーマンス
- 適正な価格
- 非常に有用なUSBアダプターが付属
短所
- そこそこのバッテリー持続時間
- デザインとキーボードにごくわずかな難点
- MatePenパフォーマンスには手直しが必要
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