注目デバイスを徹底比較
王者「Surface Pro 4」に挑む新星「Huawei MateBook」、比較で分かった“価格以外の差”(2/5 ページ)
ディスプレイ
Surface Pro 4は、12.3インチの「PixelSense」LEDディスプレイを搭載している。解像度は2736×1824ピクセルで、アスペクト比は3:2、ピクセル密度は267ppiになる。色は忠実でグレアを抑えている。市場でも最高のディスプレイの1つだろう。
一方のMateBookは12インチのIPS TFT LCDディスプレイを搭載している。解像度は2160×1440ピクセルで、アスペクト比は3:2、ピクセル密度は216ppiになる。色の再現性はSurface Pro 4に匹敵し、視野角も同等だ。だが、Surface Pro 4よりディスプレイの映り込みが強く、照明の反射対策に問題がある。
なお、どちらも最大10点マルチタッチとアクティブペンによる入力をサポートしている。
まとめ
ディスプレイについては、MateBookとSurface Pro 4のどちらも優れている。大差はないものの、Surface Pro 4に軍配が上がる。いずれもピクセル数は十分で、直接比較しても密度の違いは分からない程度だ。Surface Pro 4のディスプレイの方が適切にグレアを抑えていることで勝敗が分かれた。
端子と入力
Surface Pro 4はフルサイズUSB 3.0端子、microSDカードスロット、3.5ミリオーディオジャック、Mini DisplayPort、Microsoftの「Surfaceタイプカバー」用のスマート接続端子、専用充電端子を装備している。
MateBookは、単一の「USB Type-C」入力端子、3.5ミリオーディオジャック、そして本体を横向きにしたときの下部側面にキーボード一体型ケース用のスマート接続端子を搭載している。また、音量ボタンの真ん中には指紋センサーが配置されている。
まとめ
端子に関してはいずれもビジネス向けのクライアントPCとはいえない。だが、Surface Pro 4は同クラスのデバイスの中では端子が豊富で、MateBookより優秀だ。唯一足りない点を挙げるとしたらUSB Type-Cくらいだろう。
MateBookは薄さを実現するために端子を断念している。だが、アダプターを同梱しているため、単一のUSB Type-C入力端子しかなくても、2016年モデルのMacBookやGalaxy TabPro Sほど厄介な事態にはならない。また、指紋センサーを搭載したことについてはHuaweiに称賛を送りたい。その信頼性と応答性は、これまでにTechTargetがテストしたWindows 10の指紋センサーの中でも高いものに分類される。
カメラとスピーカー
Surface Pro 4は、500万画素の前面カメラと800万画素の背面カメラを搭載している。どちらもビデオ会議向きで、暗い場所での働きは申し分ない。また、Surface Pro 4のカメラはMicrosoftの「Windows 10 Hello」をサポートしているため、顔認証でデバイスのロックを解除できる。
Surface Pro 4のスピーカーには感心させられた。ディスプレイの上端には前面スピーカーを搭載する。ユーザーに音を届けるにはうってつけの配置だ。他のタブレットやノートPCに比べ、Surface Pro 4のスピーカーは飛びぬけて品質が高く、音はクリアで力強い。Surface Pro 3に比べるとSurface Pro 4の方が音にやや厚みがある。また、個人用途としては音量も十分で、騒音の多い環境でもよく聞こえる。
MateBookに搭載されているのは500万画素の前面カメラのみだ。Windows Helloはサポートしていないが、ビデオ会議用としては申し分ない。
MateBookのスピーカーについては次のように評価した。MateBookが搭載するスピーカーが奏でるサウンドは、他の2-in-1デバイスと変わらない。個人で使用するには十分といえる程度だ。特に音楽には制限がある。事実上、低音や超高音は出力されないと考えた方がいい。
まとめ
タブレットの機能の中で重要性の最も低いものを2つ挙げるなら、それはほぼ間違いなくカメラとスピーカーになるだろう。このどちらかを基準にタブレットの購入を決めるのは望ましくない。だがスコアを付けるなら、カメラとスピーカーの両方でSurface Pro 4に軍配が上がる。2-in-1デバイスのスピーカーの性能としては優れており、顔認証機能も斬新だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
「Excel至上主義」の終わらせ方 丸2日の手作業地獄から情シスと現場を救うには
-
2
取手市がVDIと決別した理由 更改費用「4倍超」を約1.7倍に圧縮
-
3
「Microsoft 365のセキュリティ運用」に関するアンケート
-
4
急増する「AIはこう言ってる」マン 判断を狂わせる「AI忖度」を防ぐには?
-
5
221人調査で分かった「情シス最大のストレス」は?
-
6
「Salesforceのテスト自動化ツール」に関するアンケート
-
7
「データストレージの活用方法」に関するアンケート
-
8
「AI時代の統合基盤・エンタープライズAI管理」に関するアンケート
-
9
AIで人を減らした企業がもう心変わり 「AIブーメラン現象」の実態
-
10
自宅のWi-Fiが「遅い」「途切れる」本当の原因は? Dellが推奨する鉄則
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
年収2000万「クラウドセキュリティのプロ」になれる資格とは
-
2
セキュリティソフトをすり抜ける標的型攻撃メール、不審メールの見破り方とは?
-
3
Windows Updateの通信集中で回線が逼迫、ネットワーク刷新事例に学ぶ解決策
-
4
財務を戦略的組織へ進化させるAI活用術、4つの主要な障壁と解消方法
-
5
「NAS」「SAN」「DAS」は何が違う? いまさら聞けないストレージの基礎
-
6
“あのファイル転送”で暗躍するノーウェアランサム
-
7
標的型攻撃メールを見破るには? サンプル文面を例に傾向を解説
-
8
商用利用の安全性を確保し大量のコンテンツを高速で生成する、AI活用の秘訣
-
9
マンガで解説、1日で生成AI環境を構築できるワークショップの中身とは?
-
10
Dark AIが台頭する時代の新発想、「より高度なAIで対抗する」具体的方法とは?
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー