注目デバイスを徹底比較
王者「Surface Pro 4」に挑む新星「Huawei MateBook」、比較で分かった“価格以外の差”(4/5 ページ)
付属品
Surface Pro 4にはSurfaceペンと電源アダプターが付属されている。
MateBookには、電源アダプターと充電用のUSB Type-Cケーブルに加え、USB Type-CからMicro USBへの変換ケーブルと、Micro USBからフルサイズUSBへの変換アダプターが付属されている。
まとめ
付属品については、Surfaceペンが極めて良質なアクセサリーであることを考慮すると、Surface Pro 4の判定勝ちを宣言しそうになる。だが、MateBookのアクティブスタイラスペンが別売りのアクセサリーとして提供されていることを考え、付属品については引き分けとしたい。MateBookとアクティブスタイラスペンの両方を購入しても、合計額はSurface Pro 4の価格には届かない。
それに加え、MateBookの変換アダプターは素晴らしい。この変換アダプターのおかげで、MateBookの薄型設計に付いてまわる主な問題が軽減されている。MateBookのレビューでは、次のように述べた。
USB Type-C入力端子が1つしかないのには不満がある。これは生産性の低下につながる。これではユーザーは、充電時には周辺機器を取り外す必要がある。その上、USB Type-Cに接続するアクセサリーは、本稿執筆時点では価格が高すぎる。
Huaweiは、MateBookにUSB Type-CからMicro USBとの変換ケーブルと、Mini-BコネクタからフルサイズのUSBへの変換アダプターを付属品として付けている。そのためイーサネットサポート付きUSBハブやメモリカードスロットなど、ほぼ全ての既製USBアクセサリーを接続できる。これらは通常、ECサイトの「Amazon.com」で10ドル前後で手に入る。ただしHuaweiは、拡張ユニットの「MateDock」を89ドル(9800円、以下全て税別)という価格を設定している。
確かに、Surface Pro 4でも同じように安価なアクセサリーを使用することはできる。だが、繰り返しになるが、Surface Pro 4の価格は簡単に無視できるものではない。
キーボード
MateBookは、Huawei製のレザー調のキーボード一体型ケースと組み合わせて使用できる。このケースは別売りで価格は129ドル(1万4800円)。黒色が用意されている。この必須ともいえるキーボードはMateBookのスマート接続端子につなぐことで機能する。キーストロークの深さが1.5ミリあるため、キー入力は快適だ。このストロークは他の一般的なUSB Type-Cデバイスと比べて1ミリ以上深い。キーは弾力性にも優れている。
スペースキー下部の中央に、大きな一体成型トラックパッドがある。滑らかで、基本操作には問題ない。だが2本指でのスクロールのように、複数の指を使った操作には細心の注意が必要なことが分かった。
全体として、レビュー担当者からは小さな苦情が2つ出た。キーが小さくなるとしても、各キーの間にすき間があるゴムパッド方式のキーボードの方が好みだという点だ。その方が、キー入力がスムーズで、押し間違いが少ない。もう1つは既定のボリュームコントロールキーがないことだ。
ケースとしては改善が必要だ。こだわり抜いた美しさは感じられるが、マグネット部がしっかり接着されない。このキーボード一体型ケースはキックスタンドの役割も兼ねるため、これは問題になる。
キックスタンドは仕事に必須だ。MateBookを支えるようにカバーの後ろの部分を折り返す。これはiPad用カバーの「Smart Cover」に似ている。折り返し角度は約10度と約15度の2段階になっている。問題は、立てかけた状態で力を入れ過ぎるとMateBookがひっくり返ることだ。机や平らな面では大きな問題にならないが、クライアントPCを使うときのように、MateBookをひざの上に置いて使うと床にこぼれ落ちる恐れがある。
「Surface Pro 4 Type Cover」の価格はMateBookのキーボードケースと同じ129ドル(※)だ。色は、ブラック、ブルー、シアン、レッド、ティールグリーンの5色展開だ。キーストロークの深さは最大でもわずか1.3ミリ。ただし、アイソレーションキーボードで傾斜が付いている設計のおかげで、総合的には今でもモバイルデバイスで最も快適なキー入力を実現している。あら探しをしても、指摘できるのはディスプレイの明るさを調整するキーの代わりに、キーボードのバックライトを制御するキーを搭載したことくらいだ。
※日本では価格が異なりSurface Pro 4 Type Coverは1万6400円、指紋認証センサー付きの場合はさらに約4500円高くなる。
Surface Pro 4 Type Coverには、滑らかなガラスでできた大型のタッチパッドも搭載されている。このタッチパッドは一体型で、その動作はMateBookに搭載されているものと遜色ない。
まとめ
どちらのキーボードにもバックライトが搭載されており、快適に入力できる。さらに、MateBookのキーボードは防水でキーストロークもやや深い。だが、Surface Pro 4 Type Coverの方が優秀だ。アイソレーションキーボードであることに加え、傾斜が付いていることが大きな差を生み出している。
デバイス全体を包み込むことを考えると、MateBookのキーボード一体型ケースは保護性能に優れている。一方、Surface Pro 4 Type Coverはディスプレイしか保護しない。ただし、MateBookのケースのキックスタンドでは膝の上で使用できない。Surface Pro 4のキックスタンドは非常に安定感がある。
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