iPhone SEを意識したミドルレンジモデル
徹底レビュー:Sony Xperia XとXperia XA──お手頃価格モデルでXperia品質は維持できるのか?(2/4 ページ)
ディスプレイ
Xperia XとXperia XAは、5型の液晶ディスプレイを採用する。液晶駆動はIPS方式だ。上位モデルのXperia Xで解像度は1080×1920ピクセル、Xperia XAは720×1280ピクセルになる。Xperia Xの画面密度(1インチ当たりのピクセル数)は441ppi、Xperia XAは294ppiだ。
ディスプレイの品質全体に影響する画面技術については、使っているものがわずかに異なる。
Xperia Xは、ソニーの「Bravia」で採用した「トリルミナス」と量子ドット技術とも呼ぶ「X-Reality」ハードウェアエンジンを搭載している。このおかげで色の彩度は群を抜いている。本物さながらとはいかないまでも美しい。総合的に見て、Xperia Xのコントラストは非常に安定しており、視野角は広く、直射日光の下でも使える。全体的な色彩も十分だ。ただホワイトバランスが青の色調に傾いている点を見落としやすい。
この欠点は、Xperia XAも解像度はXperia Xと比べて低いものの画面密度は画像を細かく表示するには十分だ。ただ、Xperia XAでもディスプレイのホワイトバランスは青のスペクトルに傾いている。また、Xperia XAの色彩は工場出荷の状態において自然とはいえない。とはいえ、Xperia XAは赤、緑、青の色調を手動で設定できるので、自然な色調に調整可能だ。コントラストの安定性は平均レベルだろう。
パフォーマンス
Xperia XとXperia XAは、それぞれ異なるハードウェアを採用している。だが、パフォーマンスは互角だ。
Xperia Xは、Qualcommの「Snapdragon 650」とそこに統合したグラフィックスコア「Adreno 510」を搭載し、システムメモリとして3GBを用意する。Snapdragon 650には、動作クロック1.8GHzのARM「Cortex-A72」デュアルコアタイプと動作クロック1.4GHzの「Cortex-A53」クアッドコアタイプを組み込んでいる。ストレージ容量は32GBまたは64GBから選択でき、microSDカードを使って256GBまで拡張も可能だ。
Primate Labsのベンチマークテスト「Geekbench 3」のマルチコアテストをXperia Xに対して実施したところ、スコアは3790だった。総合ベンチマークテストのスコアでは、ソニーの最新フラグシップモデル「Xperia Z5」をわずかに下回る結果となった。とはいっても、Xperia Xでは全てのタスクが遅延なく動作する。要求するハードウェアスペックが高いゲームでも問題ない。
一方のXperia XAは、動作クロック2GHzの「Cortex-A53」コアをベースにしたMediaTekの「Helio P10」(MT6755)プロセッサとそこに統合したグラフィックスコア「Mali-T860MP2」を搭載し、システムメモリとして2GBを用意する。ストレージ容量は16GBだが、microSDを使うと最大256GBまで拡張できる。こちらもGeekbench 3でテストしようとしたところ、全てのテストが途中で止まってしまった。ただし、実際に使ってみると、Xperia XとXperia XAで体感でほとんど差はない。
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