iPhone SEを意識したミドルレンジモデル
徹底レビュー:Sony Xperia XとXperia XA──お手頃価格モデルでXperia品質は維持できるのか?(1/4 ページ)
ソニーがMWC2016で発表した「Xperia X」「Xperia XA」が登場した。どちらも価格競争力を重視したモデルだ。安定したパフォーマンスと優れた“Xperia”品質を低価格モデルで可能にした。
ソニーの主力モデルスマートフォンは、安定性が高く堅実だ。また、新機能や新技術の導入について保守的であることが多い。これは、「Xperia X」および「Xperia XA」というミッドレンジ製品でも同様だ。
世界規模でみたスマートフォン市場は、ZTE、HUAWEI、Xiaomiなどの中国ベンダーが投入した低価格スマートフォンが優勢になっている。ソニーは斬新な組み合わせの機能を搭載した5型ディスプレイ搭載のXperiaで中国の低価格モデルに勝負をかけた。
中国ベンダーの低価格モデルに対抗するため、ソニーは自分たちのフラグシップモデルで搭載した優れた操作性はそのままにしつつ、価格を下げて低価格モデル市場のユーザーを取り込もうとしている。
併せて読みたいお勧め記事
ライバル「iPhone」最新レビュー
- 徹底レビュー:「iPhone SE」 “安くて小さいだけ”と思う人が見落とす、買うべき3つの理由とは
- あえて探した、ビジネスで使う「iPhone 6s/6s Plus」のメリットとデメリット
- 徹底レビュー:「iPhone 6s」の突き抜けた進化、「3D Touch」の底知れぬ可能性とは
Xperia vs. iPhone「徹底比較」これまでの戦い
Xperia XAは、解像度が720×1280ピクセルのディスプレイを採用してMediaTekのプロセッサ「Helio P10」を搭載する。背面に備えたメインカメラは有効1300万画素だ。一方、Xperia XAの上位モデルになるXperia Xは、ディスプレイの解像度が1080×1920ピクセルで、プロセッサはQualcommの6コアタイプ(ARMのCortex A53の4基とCortex A72の2基の組み合わせ)「Snapdragon 650」を搭載する、背面に搭載したメインカメラは有効2300万画素だ。評価作業をした2016年7月時点で2つのモデルともOSはGoogleの「Android OS 6.0.1 Marshmallow」を導入していた。
構造とデザイン
ソニーのスマートフォンは、これまで角ばったデザインを重視していたが、Xperia XとXperia XAでは角を丸くしている。また、ディスプレイパネルの表面は、片面を凸状に成形した「2.5D」の2.5Dのガラス製カバーを採用している。
Xperia XAでは、ディスプレイのベゼルの幅を極限まで狭くした。また、側面の丸みは、エッジに配置した金属製リングに向かう流線型になっている。背面は、頑丈で傷や衝撃に強いポリカーボネート製だ。一方、上位モデルのXperia Xは、ベゼルがXperia XAより広く、側面はポリカーボネート製、背面パネルは金属製となっている。
Xperia XとXperia XAは、本体サイズは高さ(長辺方向)と厚さがほとんど同じで幅(短辺方向)がわずかに異なる。Xperia Xは144(高さ)×71(幅)×8.6(奥行き)ミリで、Xperia XAは143.6(高さ)×66.8(幅)×7.9(奥行き)ミリ(高さ×幅×奥行き)だ。Xperia Xの重さは165グラムでXperia XAが137.4グラムと、金属製のXperia Xが重い。どちらも持ちやすく持ったときに安定感がある。
防水性は、デバイスの日常的な実用性を損なうことなく、ユーザーエクスペリエンスを保つ上で欠かせない。ソニーの「Xperia Z」シリーズでは防塵(じん)防水規格でIP69の認定を受けているモデルもあるが、Xperia XとXperia XAはその認定を受けていない。ソニーは多少水にぬれても問題なく機能すると非公式にコメントしている。
Xperia XとXperia XAは右側のボタンで、電源ボタンの下に配置しているボリュームロックに親指が届かない。また、右側下部にはカメラ用ハードウェアボタンがあるが、防水機構でないため、ディスプレイ表面がぬれているとタッチ操作がうまく機能せず、スマートフォンでの撮影がほぼ不可能になる。
なお、Xperia Xの電源ボタンには指紋センサーを組み込んでいる
左側面には、nanoSIMスロットとmicroSDスロットを備えている。デュアルSIMバージョンではmicroSDスロットをSIMトレーとしても使用できる。それから、上側面には3.5ミリオーディオジャックと予備マイク、下側面にはスピーカー、メインマイク、microUSB 2.0を用意した。背面には、NFCおよびカメラのレンズがある。レンズの丸い縁取りは、背面カバーからわずかに突き出ている。また、Xperia XとXperia XAでは、どちらもバッテリーは取り外しできない。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
新着ホワイトペーパー PR
-
製品資料
インシデント発生後に最も重要な「最初の48時間」 どう乗り切る? -
製品資料
急激なデジタル化の裏で増大するデバイスのリスク 東急建設はどう対処した? -
製品資料
「フロンティアAI」実践解説:セキュリティ対応に向けた5つのステップ -
製品資料
WSUS非推奨化でさらに混迷 複雑化するサーバ環境の運用負荷をどう解消する? -
市場調査・トレンド
数百万台規模のデータで判明、企業のIT環境に潜む「見えない課題」とは
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
100億円の「Linux更新」を回避 みずほ銀行が選んだ“おきて破り”のRHEL延命策
-
2
Microsoft製品でここまで自動化できる 情シスがやめられる手作業10選
-
3
自宅のWi-Fiが「遅い」「途切れる」本当の原因は? Dellが推奨する鉄則
-
4
継続利用は4割どまり M365 Copilotが「効く業務」と期待外れの境界
-
5
AI開発でエンジニア削減は大きな間違い 浮上する「管理職不要論」
-
6
レガシー基幹システムをSAPに統合 山善が突き止めた「標準化と個別最適」の境界線
-
7
レガシーコードを捨てJavaで勘定系を再定義 ソニー銀行、フルクラウド化の全容
-
8
「HDD終了」は本当か 巨大クラウド2社が下した大容量フラッシュへの決断
-
9
ISMSの“コンサル丸投げ”が招く数千万円の無駄 NTTドコモビジネスの脱出劇
-
10
Oracle巨大ITプロジェクトはなぜつまずいたのか 8年で導入1割、追加で170億ドル
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
AIエージェントで多様な日常業務を効率化するための入門ガイド
-
2
AIが「わざわざ使うツール」になっていない? 業務で自然に使う導線にする秘訣
-
3
JR西日本ITソリューションズが「監視業務の属人化」を解消した方法とは?
-
4
5回聞くだけじゃ足りない? トヨタ式「なぜなぜ分析」の正しい実践方法
-
5
「脱Excel」か「Excel快適化」か? 現場にやさしい業務改善の進め方
-
6
インシデント対応工数を約3割削減、東京ガスの事例に学ぶ監視体制刷新のコツ
-
7
「結局、一部の人しか使わない」 AI活用が業務に定着しない根本的な理由
-
8
AIエージェントで成果は出る? 調査結果に見る費用対効果の実態
-
9
PostgreSQLの「機能」「性能」「運用」「拡張性」に関する悩みの解消法
-
10
ゼロトラストにおける「IDaaSの課題」と補完すべき重要機能とは?
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー