ソニー技術への評価は?
徹底レビュー:「Sony Xperia Z5」から漂う「カメラとディスプレイでは絶対負けない」という強い意思(1/3 ページ)
ソニーが開発したスマートフォンの主力製品である「Sony Xperia Z5」。性能やディスプレイ、カメラと全てにおいてソニーの技術が集約されているが、実際はどうなのだろうか。
ソニーは、スマートフォンの主力製品である「Sony Xperia Z5」が、新たなスタートを切り、市場を先導するスマートフォンに食らい付くことを期待している。ソニーはこれまでスマートフォン市場で大きな成功は収められていない。それだけでなく、Z3+の後続モデルにZ4という名称を使用しなかったことで、命名規則に関しても混乱を引き起こしている。
Z5には、Xperia Z5、「Xperia Z5 Compact」「Xperia Z5 Premium」の全部で3種類がある。Z5 CompactのスペックはXperia Z5と同程度だが、本体がコンパクトになっている。一方のZ5 Premiumに関しては、世界初の4Kスマートフォン画面を搭載しているとソニーはうたっている。本稿では、Xperia Z5を取り上げる。この機種は、少なくともスペック的には最先端のスマートフォンが持つべき機能を全て備えている。ただし、全てといっても、多少の制限はある。
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徹底レビュー:スマートフォン/タブレット編
Xperia Z5は、5.2インチのフルHDディスプレイを売りにしている。それから、IP68認定の防水性を誇り、3GバイトのRAM(Random Access Memory)に加えて米Qualcommのオクタコアチップ「Snapdragon 810」を搭載している。また、米GoogleのOS「Android 5.1.1(Lollipop)」や控えめなXperia特有のランチャーも搭載している。
カメラ品質を重視する最近の市場において、Xperia Z5の2300万画素カメラが目玉機能となるのは間違いない。ソニーが誇る画像技術のおかげで、この高解像度カメラのスペックは確かに良く見える。だが、Xperia Z5にはカメラ以外にも幾つかの切り札的な機能がある。
構造とデザイン
Xperiaシリーズの他の機種と同じく、Xperia Z5でも最小設計が採用されている。丸みを帯びていた過去のモデルから一転し、Xperia Z5は直線的な形状をしている。この形状によって、本格的かつ近代的な外観になっている。背部カバーには、金属のように見えるマットガラスが採用され、傷に対する耐性が格段に高くなっている。また、本体の枠は角を除いて金属製だ。角は強度の高いプラスチックのポリカーボネートでできているため、スマートフォンを落とした際の衝撃を和らげるのに一役買っている。
本体の縁の部分は、画面を保護するために、ディスプレイや背部カバーの表面より若干高くなっている。一般的なスマートフォンは画面が平らで、このような造りはあまり見かけないため、この縁に不満を覚えるユーザーもいるかもしれない。だが、縁を高くしたことで、デバイスが手になじみやすくなっている。
Xperia Z5の寸法は146×72×7.3ミリで、重量は154グラムだ。これは、5.2インチのスマートフォンにしては非常に大型である。幅広のベゼルによって、ディスプレイが本体の前面に占める割合は69.6%と低めだ。このことから、大半のユーザーにとって、寸法や重量を削ぎ落とすことよりも、ディスプレイの重要度が高いとソニーが考えていることが明らかに見て取れる。とは言うものの、ディスプレイにもまだ改善の余地はある。
Xperia Z5の前面を見ると、ディスプレイの下側の本体の縁にスピーカー用のくぼみがある。前面からはほとんど見えないが、その幅は約1センチにも及ぶ。さらに、ディスプレイ上部にも同じくぼみがあり、複数のセンサー、ソニーのロゴ、510万画素のフロントカメラが配置されている。それから、デバイスの上部には、防水加工が施されたオーディオジャックと小型の予備マイクもある。デバイスの下部には、ネックストラップホールがある他、防水加工が施されたmicroUSBスロットも備わっている。このことから、Xperia Z5はソニーが初めて防水性を保証した、端子をゴムで保護していないデバイスだといえる。
ただし、nanoSIM/microSDカード用のスロットはゴムカバーで保護されている。これらのカードスロットは、カバーをしなければ防水できない。右側には指紋スキャナーが組み込まれた電源ボタンが配置されている。電源ボタンの下には細長い音量ボタンが配置されている。音量ボタンは、本体から1ミリ突出している。その音量ボタンのさらに少し下には、2ステップカメラキーがある。ボタンの見た目は音量ボタンと同じだ。
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