イヤフォンジャック廃止の影響は?
徹底レビュー:最強スマホに進化した「iPhone 7 Plus」、ライバルは未来の“iPhone 10周年モデル”?(2/5 ページ)
ディスプレイ
iPhone 7 Plusのディスプレイは、iPhone 6s Plusと同じ5.5インチ、解像度1920×1080ピクセルだ。Appleは通常、画面解像度を数年間は変更しないため、サードパーティーのアプリ開発者は新しいモデルがリリースされるごとにアプリを修正する必要がない。画面の最大の明るさは約30%向上し、色の範囲が広がっている。この機能強化によって、屋外での使用が以前のモデルよりも楽になっており、直射日光の下でも問題なく電子書籍を読むことができた。
画素密度に関しては、以前の401ppiから増えていない。しかし増やす必要がなかったといえるだろう。Samsung Electronicsの「Galaxy Note7」はこれを上回る500 ppiという高画素密度だが、iPhoneの画素密度は既に裸眼で普通の距離から個別の画素を区別できないレベルの画素密度に達している。そのため、テキストや画像は可能な限り滑らかに表示される。
iPhone 7 Plusのディスプレイ面積は約84平方センチあり、iPhone 7よりも35%以上大きい。動画の視聴やゲームには、iPhone 7よりもiPhone 7 Plusが向いている。老眼鏡が必要なユーザーは、フォントサイズを大きくするオプションを利用できる。このオプションを使用しても、ディスプレイが大きいため画面が過密になることはない。スマートフォンとタブレットの両方を持たず、スマートフォンを唯一のモバイルコンピュータとして使用するユーザーには、さらに大きなディスプレイが必要かどうかを検討してみることをお勧めする。
iPhone 7はいずれのモデルもAppleの「Apple Pencil」に対応していない。Apple Pencilは同社のタブレット「iPad Pro」シリーズ専用だ。
端子、ボタン、スピーカー
iPhone 7シリーズに関して最も賛否両論が分かれる変更点は、イヤフォンジャックが廃止されたことに間違いない。iPhone 7シリーズでは、イヤフォンジャック機能はLightning端子が担う。iPhone 7 PlusにはLightningイヤフォンに加え、従来のヘッドセットも引き続き使用できるようにアダプターが用意されている。このアダプターの音声品質に関しては幾つかの不満が聞こえるが、同じMP3ファイルをiPhone 7 PlusとiPhone 6sで再生したところ、違いを認めることはできなかった。
Lightning端子はこれまでと変わらず、充電とデータ転送のための唯一の端子だ。Appleは自社のスマートフォンやタブレットにメモリカードスロットを用意しないため、ストレージが必要なユーザーは、SanDiskやLexarなど、サードパーティーのオプションを利用する必要がある。
イヤフォンジャックに加えて議論の的となっているのが、ホームボタンだ。iPhone 7 Plusのホームボタンは本物のボタンではなく、正面に設けられた静電容量式の領域となった。そのため、ホームボタンは押しても微動だにしない。その代わり、わずかな振動によるフィードバックがある。これには少し慣れが必要だが、慣れるまでそれほど時間はかからない。とはいうものの、手袋を着けた状態で操作するのは少し難しくなった。
この“ボタン”は引き続きAppleの「Touch ID」セキュリティシステムで利用する指紋センサーの役割を果たす。Touch IDは、スマートフォンのロック解除といったさまざまな機能のパスワードの代わりとなる。指紋センサーは通常、非常に信頼性が高く、適切な指紋を正しく検出し、それ以外の指紋を誤認証することはない。ただし、指がぬれているときはうまく認識されない。ぬれている場合は、その水の量にかかわらず、指紋センサーの性能が著しく低下する。
イヤフォンジャックが廃止されたことで生まれた追加の空間には、2つ目のスピーカーが搭載された。スピーカーが2つになり、ステレオ再生が可能になった。しかし、スピーカー間の距離は近い。とはいえ、スピーカーが増えたことでこれまでのiPhoneより大きな音を出せるようになっている。うるさい空間でテレビ番組を視聴したり、ドライブ中にスピーカーフォンを使用したりしても問題はなかった。
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