Microsoftに新たな悩みの種?
「Windows 10」シェア上昇がストップ? 無料アップグレード終了の影響か
2016年8~10月の3カ月間、Windows 10のシェアは完全に横ばい状態となっている。この状況は、2016年7月29日に無料アップグレードキャンペーンが終了したことと無関係ではないだろう。
Microsoftの「Windows 10」の市場シェアについて、英国のITニュースサイト『The Register』が複数ソースからのデータをまとめ、記事にしている。記事によれば、2016年8~10月の3カ月間、Windows 10のシェアは完全に横ばい状態となっている。その理由は、「2016年7月29日に無料アップグレードが終了したから」に尽きるだろう。
『The Register』は2016年11月2日付の記事「Windows 10 market share stalls after free upgrade offer ends(Windows 10の市場シェアは無料アップグレード期間が終了して失速)」において、この状況を分かりやすく表にまとめている。
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Windows 10に移行しなかったユーザーのこれから
いずれのソースでもシェアは横ばい
『The Register』はOS市場シェアのデータを3つのソースから引用し、表にまとめている。いずれも筆者がよく利用しているソースであり、それなりに信頼できる数字のはずだ。
- 『NetMarketShare.com』は約4万サイトからのトラフィックを追跡し、月間約1億6000万ユニークユーザーのデータを集計している。全世界を平均的に網羅したデータではないが(インターネット接続率が高い地域のデータが大半を占める)、概数を知るには有用だ。
- 『Analytics.usa.gov』のデータはサンプルサイズが小さめだ。米国連邦政府関連の数千のサイトにアクセスしてくるブラウザを対象に、クライアントのユーザーエージェント情報を収集している。米国はWindows 10の普及ペースが他の地域よりも速い。従って、『Analytics.usa.gov』のデータは他のソースよりも一歩先の情報といえる。
- StatCounterはアイルランドのアクセス解析サービス会社だ。Webトラフィックの追跡サービスを無料と有料で提供している。同社のアクセス解析は世界の全サイトの3%(インターネット統計サイト『Internet Live Stats』の最新データに基づけば、約3300万サイト)を対象にしているという。
『NetMarketShare.com』とStatCounterの数値には差があるが、誤差の範囲内だ。それよりも重要なのは、どのソースでも直近3カ月のWindows 10のシェアは前月比でごくわずかしか伸びていないことだ(『NetMarketShare.com』のデータに至っては、わずかに減少している)。
ご覧の通り、Windows 10のシェアは頭打ちだ。無料アップグレードキャンペーンが終了し、完全に失速したようにもみえる。これは果たして、市場が一息つくための中休みなのか、あるいはMicrosoftにとって新たに大きな悩みの種となるものなのか。それは時間がたってみなければ分からない。
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