ポート位置、電源アダプターなど
クライアントPC選び、細か過ぎて伝わらないけど気にしたい“10のポイント”(3/3 ページ)
Function Lock
専用のメディアコントロールがない場合、クライアントPCに「Function Lock」(FnLk)と呼ばれる機能を搭載していれば、多少悩みが軽減されるかもしれない。この機能は、キーボードの左上にあるEscキーに刻印されている文字や記号によって示されていることが多い。「Lenovo ThinkPad P50s」などのLenovo ThinkPadモデルは、「Fnキー」とEscキーの組み合わせを使用して、FnLk機能の有効/無効を切り替えることができる。
FnLkの機能を使用すると、F1からF12までのファンクションキーの一時的な機能を定義できる。通常、クライアントPCでFnLkの機能を有効にすると、F1からF12までファンクションキーを押すと、それぞれ機能が実行される。ボリュームや画面の明るさの調整など、二次的な機能を使用するには、F1からF12までのキーと同時にFnキーを押す必要がある。FnLkの機能を無効にすると、動作は逆になる。F1の機能を使用するには、F1キーを押しながらFnキーを押さなければならない。
Windowsのショートカットキーがお好きな人であれば、FnLkの機能は重宝するだろう。F1からF12までのファンクションキーの機能が一時的な機能でない場合、クライアントPCにFnLk機能が搭載されていて、一次的な機能を切り替えられない限り、必要なショートカットを使用するのに、追加のキー操作を行わなければならなくなる。
大半のクライアントPCはFnLk機能が搭載されていないと考えるのが賢明だろう。クライアントPCのBIOSの設定でF1からF12までファンクションキーの機能を変更できるかもしれない。だが、それは大きな賭けになる。クライアントPCのキーボードの写真を見て、「FnLk」という刻印のあるキーがあれば、FnLkの機能が搭載されている良い指標になるだろう。
品質の良いWebカメラとマイク
Microsoftの「Skype」を始めとするビデオ会議をする必要があるなら、平均以上のWebカメラとマイクを搭載していることが必須条件となる。クライアントPCに搭載されているマイク配列は、基本的に良質である。ディスプレイ上部にある小さな穴を確認して欲しい。そこにマイクが埋め込まれていることが多いからだ。音の方向性を実現するため、2つ以上のマイクが搭載されているのが望ましい。
Webカメラについては、また別の話だ。高品質なWebカメラを搭載したクライアントPCを手に入れることは可能である。だが低品質なWebカメラを搭載したクライアントPCを購入してしまうこともあり得る。現在クライアントPCに搭載しているWebカメラで最低品質に分類されるものは、解像度が720pで、「HD」と呼ばれているものだ。クライアントPCの仕様に、Webカメラの解像度が「FHD」(フルHD)または1080p以上と明記され、特にフレームレートが30fpsである場合、Webカメラの品質に問題はないだろう。
クライアントPCを陳列販売している家電量販店に出向くことができる場合は、ぜひ足を運んで試してみてほしい。Webカメラの品質をテストするシンプルな方法は、Windows 10の「スタート」メニューをクリックして、「カメラ」と入力し、「Windows Store」の「カメラ」アプリケーションを起動することだ。このアプリケーションを起動すると、カメラの映像を確認できる。
ステータスライト
昔からクライアントPCを使っている場合は、クライアントPCの手前に配置して点滅しているステータスライトを覚えているかもしれない。ステータスライトはLEDインジケーターで構成され、ワイヤレス接続や電源、ストレージドライブのアクティビティーなどの状態を示すものだ。残念ながら、今日のクライアントPCに搭載されているのは電源インジケーターくらいだ。
TechTargetは、ストレージドライブのアクティビティーに関するステータスライトがないことを不便に感じている。このステータスライトが点滅していれば、クライアントPCで何らかの処理をしていることが分かるからだ。最近TechTargetがテストしたクライアントPCの中で、ステータスライトをフル装備していたのは、Eurocomの「Eurocom Tornado F5」だ。クライアントPCを使用するという観点で、ステータスライトは必須アイテムではない。ステータスライトは、自動車に電圧計とエンジンオイルの温度計が搭載されているようなものだ。最近の自動車であれば、これらの計器は不要だが、水面下で何が起こっているか把握できるという点では便利だろう。
結論
書類の情報だけでは判断できないことがあるというが、これは主に人間工学について当てはまる。だが本稿で取り上げた項目の大半については、購入を検討しているクライアントPCの写真を確認すれば、感触や概要をつかむことはできる。ポートの配置、キーボードのレイアウトやバックライト、専用のメディアコントロールは、どれも実際にクライアントPCを手に取ってみなくても確認可能だ。またWebカメラの品質などについては、専門家やユーザーのレビューから、見定めることができる。クライアントPCの購入時は、仕様に記載されていること以外にも重要なことがあるという点に留意することをお勧めする。
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