Mobile World Congress 2017で発表
徹底レビュー:低価格で話題のNokia 6、Nokia 5、Nokia 3 スマートフォン市場で逆襲は?(2/2 ページ)
カメラ
Nokia 6は、絞り値f/2.0の1600万画素のカメラを装備しており、このカメラには位相差検出によるオートフォーカス機能が付いている。一方、Nokia 5のカメラの仕様は解像度が1300万画素である点を除いて同じだ。
Nokia 3はレンズの絞り値がf値2.0の800万画素のカメラを搭載している。前面カメラについては、3機種とも全て同じものを搭載している。
Nokiaの「Lumia」モデルでは「PureView」カメラが重要な市場要素になっていた。だが、この3機種にPureViewカメラが採用されている気配は一切なかった。今後発売される主力モデルのためにNokiaがPureViewカメラを温存しているのは明らかである。だとしても、現行のカメラでもミッドレンジスマートフォンとして平均以上の写真を撮影する性能は十分備えている。
この3機種には全て、無料で使えるGoogleの「Googleフォト」ストレージが付属している。このストレージを使えば、解像度を落とすことなく画像をクラウドにバックアップできるため便利な機能だ。
バッテリーなど
Nokia 5とNokia 6には、3000mAhのバッテリーが組み込まれている。そのため、解像度が低く、画面サイズが小さいNokia 5の方が、少しばかりバッテリー持続時間が長くなることが予想される。なお、Nokia 3のバッテリー容量は2650mAhだ。
Nokia 5とNokia 6には指紋センサーが搭載されている。また上位機種のNokia 6にはステレオスピーカーが配置されている。
価格
この3機種がMWC 2017で大きな話題となった要因の1つは、その価格にある。安定したパフォーマンスを実現しているにもかかわらず、非常に手頃な価格になっている。Nokia 3の販売価格は全世界共通で140ユーロ、Nokia 5は190ユーロ、Nokia 6は230ユーロだ。ただし、特別モデルのアルテブラックバージョンは300ユーロと高めの価格設定になっている。
ハードウェアの仕様が同じで価格も近い機種は確かに見つかる。だが、そうした機種はなじみのない中国メーカーのものである場合が大半で、同レベルの仕上げ加工は施されておらず、ディスプレイのコントラストも見劣りする。
Nokiaはローエンドとミッドレンジの機種としてGoogleの「Pixel」シリーズの仲間入りを果たすことを望んでいるようだ。このクラスでNokiaと同じような品質の機種を提供しているメーカーは他にない。そのため、Nokiaの主力モデルがまだ発表されていないのは至極当然のことだろう。Nokiaの親会社であるHMD GlobalがNokiaブランドの建て直しに挑んでいることは明らかで、実験的な試みを始める前に、確実な一手で市場を攻略しようとしているのである。
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