VMwareやRed Hatとも連携
AWSでハイブリッドクラウドを構築するための、9つの開発手法(2/2 ページ)
5.VMware Cloud on AWS
仮想化がクラウドコンピューティングの基盤になる。VMwareは、仮想環境に柔軟性やスケーラビリティを追加するソフトウェア定義のテクノロジーを開発している。「VMware Cloud on AWS」は、AWSのベアメタル上に構築されたVMwareの完全な管理を保証する。VMware Cloud on AWSには、「VMware vSphere ESXi」「VMware vSAN」「VMware NSX」など、確立済みのVMwareテクノロジーを含む。このパートナーシップにより、企業は仮想化環境をAWSのパブリッククラウドに組み込み、他のAWSのコンピューティング、ストレージ、データベース、分析、モバイル、モノのインターネット(IoT)、EC2インスタンス上で実行しているアプリケーションの他のサービスと、直接インタフェースを取ることができる。
6.AWS Identity and Access Management
パブリック、プライベート、ハイブリッドの全てのクラウドには、機密リソースへの不適切なアクセスを防ぐ高度なセキュリティが必要になる。そのため、AWS Identity and Access Management(IAM)がクラウドアクセスの基盤になる。
IAMは、ユーザー、グループ、アプリケーションからAWSマネジメントコンソールやAWS APIへのアクセスをきめ細かく制御する。この無償サービスでは、Microsoft Active Directory(AD)、Google、Facebookなどの主要IDプラットフォームとのIDフェデレーション管理もサポートする。
7.AWS Directory Service
Microsoft ADは、ユーザー、セキュリティ、エンタープライズリソース向けに、集中管理型のリポジトリと管理エンジンを確立する。クラウドリソースへ移行する企業は、同じ種類のディレクトリベースの管理をクラウドに引き継がなければならない。「AWS Directory Service for Microsoft Active Directory」では、オンプレミスのADのデータを同期、複製することなく、AWSのワークロードとリソースはクラウド内で管理対象のADを使用することができる。
このサービスは、AWS Microsoft ADをリソースドメインに使用して、既存のADをクラウドに拡張する。管理者はローカルのデータセンターとAWSの間でAD依存型のワークロードを移行する。ITチームは、Kerberosシングルサインオン、ドメインの信頼関係、グループポリシーオブジェクトなど、既存のAD管理ツールやAD機能を使用できる。また、クラウドサービスを使って、コンピュータやモバイルデバイスなどのデバイスも管理できる。
8.Amazon EC2 Run Command
クラウドやローカルにある無数のツールによってハイブリッドクラウド開発が複雑になる。「Amazon EC2 Run Command」はローカルとクラウドにあるサーバや仮想マシンの管理をサポートするため、ハイブリッド構成に適している。
この無償ツールは、Linuxのシェルスクリプトや、「Microsoft PowerShell」などのWindowsコマンドの実行、ソフトウェアのアップデートやパッチのインストール、ドメインへのインスタンスの追加、複数のインスタンスをまたがるタスクの処理の自動化を可能にする。ITチームは、vSphere ESXi、Microsoftの「Hyper-V」などプラットフォームと同じように、EC2インスタンスでこれらのコマンドを実行できる。「AWS CloudTrail」はEC2 Run Commandの全てのアクションと結果をログに記録するため、管理者は変更を追跡して環境を監視できる。
9.パートナーシップの活用
Red HatやVMwareとの主要パートナーシップに加えて、AWSではセキュリティプロバイダーとの幅広いリレーションシップを管理する。Trend Microの「Hybrid Cloud Security」サービスは、VMware、AWS、Azureの可視化とワークロードの検出を実現する。「Alert Logic」は、クラウド向けの分散型侵入検知システムによるAWSやAzureでの横断的なパケット検査を売りにしている。「Splunk App for AWS」はクラウド、ハイブリッド、オンプレミスのワークロードを一元的に可視化できる。「Okta」は、AWSのようなクラウドサービスを含め、たくさんのプラットフォームをサポートする適応型の多要素認証ツールを提供する。
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