戻せないバックアップを取っていませんか
Windows 10担当者が喜ぶ「無料で優秀」なバックアップユーティリティーとは(1/2 ページ)
バックアップと復元のツールにとって重要なのは信頼性だ。「これさえ入れれば」とはいかないが、無料でも優れた機能を提供してくれるツールは存在する。本稿では、サードパーティー製ユーティリティーを紹介する。
適切かつ最新のバックアップが重要であることは言うまでもない。Windows 10のバックアップとそれをPCに復元する優れたツールがITプロフェッショナルの手元にあれば、ソフトウェアの大半の問題は解決できる。
最善はイメージバックアップだ。イメージバックアップでは、ドライブのスナップショットを取得できる。このスナップショットには、コンテンツとディスクレイアウトの両方がキャプチャーされる。このようなバックアップを復元すると、影響を受けたドライブ全体がイメージのスナップショットに置き換わる。そのため、復元プロセス開始時にディスクに存在した問題は、スナップショットによってドライブのコンテンツが上書きされた時点で全て解消される。
併せて読みたいお勧め記事
Windows10の担当者が知っておくべき情報
- 「Windows 10」の18大基礎知識 IT担当者なら知らないと今後生き抜けない?
- 「Windows 10」移行、担当者の背筋が凍った5つの出来事
- 「Windows 10」導入の“悲喜こもごも” 担当者がこっそり教える秘話
もしものためのバックアップにも注意が必要
Windows 10用バックアップユーティリティーにとって、必要なイメージをキャプチャーしてWindows 10インストールを復元するのは当然のことだ。質の高いバックアップユーティリティーはそれ以上の機能を提供する。例えば、バックアップイメージを仮想ドライブとしてマウントできる。その結果、イメージのコンテンツを実行時に利用でき、ベアメタルPC(OSを搭載しないPC)にイメージを復元できる。また、ブート可能なメディア(USBフラッシュドライブなど)や光メディア(書き込み可能なDVDディスクなど)で実行される一連のシステム修復ツールを含むユーティリティーもある。こうした機能は全て、破損したWindowsインストールを復元する際や、失敗したアップグレードから復元する際に重要になる。
バックアップと復元のWindows 10組み込みツール
Windows 10にも「バックアップと復元」ユーティリティーが含まれている。Windows 7を連想させるこのユーティリティーは、IT担当者がWindows PCで長年使用してきた実用に特化したツールだ。このユーティリティーで大半の機能はまかなえるが、特定のイメージバックアップが読み取れなかったり、使えなかったりすることがある。
復元できない可能性があるこのユーティリティーに依存するのは危険だ。優れたバックアップとはIT担当者がいつでも復元できるバックアップだ。このユーティリティーを使用するのは、ポリシーで定められている場合や慎重に選んだ結果これしかない場合など、どうしても使用しなければならない場合に限るべきだ。
Macrium Softwareの「Macrium Reflect Free」
Macrium Softwareは、バックアップと復元のユーティリティーとして「Macrium Reflect」を提供している。このユーティリティーには無料版と商用版がある。
Reflectはブート用メディアも作成できる。このメディアはレスキューメディアと呼ばれ、ブート機能のないPCにWindows 10バックアップを復元する。また、「Windows回復環境」からもアクセスできる。他にも以下のような機能を提供する。
- Windowsのブートの問題を解決する:現在のブート構成データをクリーンアップバージョンに置き換え、ブート/システムディスク上のWindowsブート環境を再構築する。多くのITプロフェッショナルにとっては、Microsoftのシステム修復ディスクのブート修復ツールよりも適切に機能する。
- 復元するイメージまたはバックアップファイルを参照する:ITプロフェッショナルが、Macrium Reflectによって作成された複数のイメージバックアップやその他の種類のバックアップを移動して、復元操作のソースを選択できるようにする。
- イメージまたはバックアップファイルを「エクスプローラー」で開く:バックアップをMicrosoftの「エクスプローラー」で仮想ドライブとしてマウントして、バックアップのコンテンツを調査またはコピーできるようにする。
- バックアップとイメージのさまざまな操作をサポートする:このユーティティーの内部で、IT担当者がバックアップの検証、増分バックアップや差分バックアップの作成、バックアップイメージの削除を行えるようにする。
Macrium Reflectの最大のメリットはその迅速性にある。例えばイメージバックアップの作成は、一般的なWindows組み込みユーティリティーの半分の時間で完了する。また、優れたファイル圧縮機能を備えているため、イメージやその他のバックアップが占有するディスク領域は、Windows組み込みユーティリティーツールの60%未満になる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
新着ホワイトペーパー PR
-
製品資料
[株式会社キーエンス] なぜRPA導入は頓挫する? シナリオ作成の壁を乗り越える解決策とは -
製品資料
[株式会社セールスフォース・ジャパン] 「CRMは設計と無関係」は本当か? PLMとの融合で実現する高速開発 -
事例
[日本ヒューレット・パッカード合同会社] AIエージェントの時代にどう備える? 「新たな働き手」を支える3要素とは -
製品資料
[日本ヒューレット・パッカード合同会社] “横並びの自動化”から脱却、AI活用で生産性と競争力を高める秘訣 -
製品資料
[サイボウズ株式会社] AIが「わざわざ使うツール」になっていない? 業務で自然に使う導線にする秘訣
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
なぜ「全社配布Copilot」は使われないのか? 失敗に学ぶAI定着
-
2
法務と開発者で「言葉が通じない」問題 トヨタやソニーが語るOSS管理の真実
-
3
ChatGPTは“検索しまくり”でGeminiは“淡泊”? データが明かすAIの裏側
-
4
なぜ「Gemini 4 Argon」は出遅れたのか? Googleが狙う“逆転のシナリオ”
-
5
「中堅・中小企業のネットワーク・セキュリティ運用実態」に関するアンケート
-
6
損保ジャパンはなぜ「COBOL」を捨てなかったのか? 脱メインフレームの真相
-
7
「Wi-Fi 7」経由でWindowsが乗っ取られる? 最高権限奪取の恐怖
-
8
情報漏えいはなぜ繰り返されるのか 今すぐ見直すべき「境界」
-
9
情シスの約8割が転職や退職を意識 調査で分かった“辞めたくなる最大の理由”
-
10
【漫画付き】ひとり情シス協会が明かす、RAG導入でしくじる企業「2つの共通点」
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
不審メールの経路や見せ方に変化? 2026年夏の3事例から見えた動向と対処方法
-
2
家庭用Wi-Fiルーターの業務利用は危険? 避けるべき理由と具体的な対策
-
3
Microsoft 365を安全に運用 うっかりミスやサイバー攻撃に備えるデータ保護術
-
4
財務部門がAIを最大限に活用する方法 無駄のない戦略的リーダーシップへの道
-
5
LLMが兵器化? 元FBI高官が鳴らす警鐘とセキュリティツール統合のポイント
-
6
「オンプレミス回帰」せざるを得ない“合理的な理由”
-
7
なぜRPA導入は頓挫する? シナリオ作成の壁を乗り越える解決策とは
-
8
生成AIを開発に導入しても効果が見えない? 実証実験で分かった成果と課題
-
9
経産省DX指針から読み解く、受発注業務デジタル化ロードマップ
-
10
HDDを使わない「SSDオンリー」が無謀なのはなぜ?
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー