2018年の始めに総確認
「Windows 10」の18大基礎知識 IT担当者なら知らないと今後生き抜けない?
IT担当者は「Windows 10」の重要な情報を押さえ、運用時に発生した問題を解決したり、新機能を利用したりできるようにしておこう。
Microsoftの最新OS「Windows 10」は登場以来、数々の浮き沈みをくぐり抜けてきた。同社はこれまでに、Windows 10の大型アップデートを4回提供した。そのたびに追加、強化してきた機能の中には、絶賛を受けた機能もあれば、不評の機能もある。
Windows 10は信頼できるコードのみを実行するセキュリティ機能「Windows Defender Device Guard」や生体認証機能「Windows Hello」など、多様な機能を備える。通知機能の「アクションセンター」をはじめ、Windows 10に合うように刷新した機能もある。テクノロジーは1年で大きく変化する。IT担当者はWindows 10の最新情報に常にアンテナを張っておいた方がよい。
2015年7月にリリースされたWindows 10の主要なエディションは、「Home」「Education」「Mobile」「Pro」「Enterprise」「Mobile Enterprise」の6種類だ。このことを知っている人は少なくないだろうが、知るべき情報は他にもある。ここでは、2018年にIT担当者が知っておくべきWindows 10の関連情報を紹介する。セキュリティやユーザーエクスペリエンス(UX:ユーザー経験価値)など、Windows 10が企業向けに提供する機能に関する情報をまとめた。
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「Windows 10」についてもっと詳しく
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Windows 10への移行方法
知っておきたいWindows 10情報18選
- Windows 10はWindowsの最後のバージョンだ。Microsoftは今後、全く新しいOSの開発はせず、Windows 10のアップデートを提供する
- Windows 10はデフォルトのWebブラウザとして、従来の「Internet Explorer」に代わる「Microsoft Edge」を導入した。Edgeの特徴的な主要機能は以下の通り
- タッチ操作機能
- 表示中のタブを後で参照できるように保存する機能
- ページのアノテーション(注釈)機能
- 音声アシスタント「Cortana」の組み込み機能
- Windows 10はCortanaの機能を全面的に組み込んでいる。Cortanaはリマインダー(予定通知)を繰り返し発行したり、別のデバイスでの作業続行を支援したりする機能がある
- Windows 10は仮想デスクトップインフラ(VDI)環境で利用しやすいライセンスを提供する。「Windows Software Assurance per User」「Windows VDA per User」「Windows Software Assurance per User アドオン」といったユーザー単位のライセンスがそれだ
- Windows 10ではアクションセンターがデスクトップのサイドバーになった。ここにシステム通知やアプリケーション通知を表示する
- Windows 10のユーザーインタフェース(UI)最適化機能「Continuum」は、デバイスのフォームファクター(形状や大きさ)に応じて、ディスプレイ設定を自動的に変更する。例えばMicrosoftの2-in-1デバイス(ノートPCとしてもタブレットとしても使えるデバイス)の「Surface Pro」でキーボードを外すと、タッチを前提としたUIに切り替わる
- Windows 10のセキュリティ設定管理機能「Security Compliance Manager」は、セキュリティ設定の作成やエクスポートといったIT担当者の作業を支援する
- Windows 10はWindows Helloで生体認証を利用可能にして、指紋、虹彩、顔の認証によるデバイスへのアクセスを許可できるようにした。Windows Helloは企業向けに不可欠な2要素認証も適用可能だ
- Windows 10はフルディスク暗号化ツール「BitLocker」を提供する。IT担当者は暗号化方式をカスタマイズしたり、スクリプト実行環境「PowerShell」を使ってOSの設定作業を効率化したりできる
- Windows 10がユーザーごとに自動作成する一意の識別子を有効にすると、パーソナライズした広告をアプリケーションで表示したり、アプリケーションの使用状況を開発者が把握したりできる
- Windows 10はロック画面やスタートメニュー、アクションセンターに広告をポップアップ表示する。これは表示場所ごとのスイッチを使って個別に無効化できる
- Windows 10は既に大型アップデートを4回提供している。「November Update」(バージョン1511)、「Anniversary Update」(バージョン1607)、「Creators Update」(バージョン1703)、「Fall Creators Update」(バージョン1709)だ。Fall Creators Updateの新機能「My People」を使うと、連絡先をタスクバーにピン留めしてドラッグ&ドロップでファイルを共有したり、ワンクリックでアプリを共有したりできる
- Windows 10のAnniversary Updateで加わった機能「Windows Ink」を使うと、「付箋」「スケッチパッド」「画面スケッチ」といった形でペンを使った手書き入力ができる
- Windows 10のFall Creators Updateでは、仮想現実(VR)機能「Windows Mixed Reality」が加わった。VRベンダーOutlyer Technologiesが開発した360度VR広告をはじめ、ビジネス市場でのVR活用が進みつつあり、VR機能の追加はビジネス用途で有用だ
- Windows 10は自動アップデートを推進している。アップデートの頻度は以下の4種類のブランチから選ぶことができる
- 初期ビルド評価向けの「Windows Insider Program」
- 小規模評価向けの「半期チャネル(対象指定)」(旧「Current Branch」)
- 大規模展開向けの「半期チャネル」(旧「Current Branch for Business」)
- 重要デバイス向けの「長期サービスチャネル」(旧「Long-Term Servicing Branch」)
- Windows 10は、仮想化ベースのセキュリティ機能を有効化する「分離ユーザーモード」(IUM)を提供する。IUMは、OSの中核要素であるカーネルを分離して安全性を高め、自動暗号化やメモリの分離などのセキュリティ機能を実現する
- Windows 10 Enterpriseの「Credential Guard」(資格情報ガード)は、クレデンシャル情報(認証に利用する情報)を分離して、ユーザー認証プロトコル「Kerberos認証」の脆弱(ぜいじゃく)性を悪用する攻撃から保護する機能だ。具体的にはパスワードハッシュによる認証を試みる「Pass-the-Hash」や、Kerberos認証に使う「チケット」を不正に作成する「Pass-the-Ticket」といった攻撃から保護する
- Windows 10 Enterpriseの「Device Guard」は、ホワイトリスト型のファイル実行制御を可能にする「コード整合性ポリシー」に基づいてアプリケーションをホワイトリストに登録し、許可したアプリケーションだけを実行できるようにする
ITスタッフの理解度チェックや従業員のトレーニングに、この18項目をぜひ活用してほしい。皆がWindows 10の使い方に詳しくなれば、運用もスムーズになるはずだ。
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