ユニファイドコミュニケーション分野で期待
費用対効果から考える 音声テクノロジーはビジネスにどう役立つのか
音声テクノロジーをビジネスにつなげるには、現状のユースケースを理解しておく必要がある。音声テクノロジーを職場で活用するときのユースケースを紹介する。
音声テクノロジーをビジネスに利用することと、他のテクノロジーを導入することは変わらない。導入によって解決したい課題を明確に定めることが必要だ。同時に、導入によって得られる具体的なメリットも必要になる。ROI(投資利益率)を高めるようなメリットが理想だ。ただし音声テクノロジーには、投資を難しくする特有の課題がある。
コンタクトセンターでは、音声テクノロジーを自動音声応答(IVR)に使用する。IVRを使い業務を自動化することで、エージェントは付加価値の高い問い合わせに力を注ぐことができるようになる。コンタクトセンター全体としても、対応できる問い合わせ数が増え、コスト効率を高めることもできる。ただしこうした機能は、IVRではなくチャットbotの形で提供されるよう変わってきている。
ユニファイドコミュニケーションと音声認識の関係
ユニファイドコミュニケーション(UC)に分類されるユースケースを生み出している音声テクノロジーアプリケーションもある。人工知能(AI)技術を搭載したアプリケーションには、音声をテキストに変換するアプリケーションや、テキストを音声に変えるアプリケーションなどがある。こうしたアプリケーションは、従業員の生産性をどの程度向上したかに基づいて評価できる。AI技術は音声テクノロジーのユースケースを大きく広げ、ビジネス価値を新たな形で生み出す。まずは、こうして生み出される新たな価値を見極めることだ。AI技術を使ったユースケースを現実のビジネスにするには、機械学習が必要になる。しかしUCを既に活用している企業にとっては、はるかに簡単にビジネスにつなげることができるだろう。
音声テクノロジーアプリケーションは複雑で、急速に進化している。この点を意識してビジネスにつなげることが重要だ。人間の会話を完全に置き換えるほど、音声テクノロジーはまだ成熟していない。しかし人間の代わりに簡単な仕事をする能力は確実にある。生み出されるビジネス価値には限界があるかもしれないが、AI技術は時間が経つにつれ着実に進化する。昔ながらのテクノロジーはライフサイクルが長く、その成熟度に基づいてROIが評価されていた。導入後も成長を続けるAIテクノロジーについては、従来の指標とは異なる角度からROIを評価する必要がある。
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