災害復旧が失敗する6つの落とし穴【後編】

データより「人」が課題――意外に多い災害復旧の盲点

IT部門はシステムやデータの扱いには慣れており、災害時の復旧手順も心得ている。だが復旧時は「人」が重要なファクターになる可能性がある。これを見落とすと痛い目に遭う可能性がある。

 前編( Computer Weekly日本語版 3月4日号 掲載)では、災害復旧(DR)計画が陥りやすい2つの落とし穴を紹介した。

 後編では、残る4つの落とし穴とその解決策を解説する。

DRの落とし穴3:バックアップの保護の怠り

 ここ数年DRが再び検討課題として優先順位を上げている理由の一つは、マルウェア、特にランサムウェアにある。

 ランサムウェアからシステムを保護するには、運用システムとバックアップコピーの間にエアギャップを作るか、変更できないストレージ技術を使う必要がある。攻撃者が最初にデータバックアップを標的にすることを学習していることから、こうした対策がますます欠かせなくなっている。データをオフサイトに移動する比較的安価な方法として、テープの利用を見直すIT部門もある。

 残念なことに、DRチームにとってこれは必ずしも容易ではない。事業継続計画とRTOの短縮は、継続的なデータ保護に左右される。

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