「Commvault」と「Veeam」を徹底比較【後編】
「Commvault」と「Veeam」の違いとは? 2大バックアップ製品を比較
Commvault SystemsとVeeam Softwareのバックアップ/リカバリー製品は、何が異なるのだろうか。4つの視点で比較する。
企業向けのバックアップ/リカバリー製品を提供する代表的なベンダーがCommvault SystemsとVeeam Softwareの2社だ。それぞれが販売する「Commvault Complete Backup & Recovery」と「Veeam Availability Suite」を中心に、2社のバックアップ/リカバリー製品を比較してみよう。
比較ポイント1.ベンダー戦略
Commvaultは小規模企業向けに特化した製品は用意しておらず、大規模企業やクラウドベンダーを重視しているように映る。これに対してVeeamは、さまざまな業態をターゲットにしてバックアップ/リカバリー製品を提供しているようだ。
Veeamは、小規模、中規模、大規模企業を相手に製品を提供している他、個人利用向けに設計した無償製品も用意している。
比較ポイント2.バックアップ対象
Commvault Complete Backup & Recoveryは物理サーバから仮想環境へのバックアップ、仮想環境から物理サーバへのバックアップ、物理サーバからクラウドサービスへのバックアップが可能で、データ保護の環境に制限が少ない。
Veeam Availability Suiteはもともと仮想環境のバックアップを重視していた。現在はWindows Serverまたは「Linux」を搭載する物理サーバもバックアップの対象にしており、物理環境と仮想環境の両方に同等のデータ保護機能を提供している。
比較ポイント3.災害復旧(DR)
Commvault Complete Backup & Recoveryは「オンプレミス内」「パブリッククラウドとプライベートクラウド間」など、複数の災害復旧(DR)の方法を提供する。障害発生時に自動的に予備機に切り替えるフェイルオーバー、予備機から本来のシステムに戻すフェイルバックなど、DRに必要な主要機能を実装している。
Veeam Availability Suiteもオンプレミスとクラウドをまたいでのデータ保護など、DR機能を実現できる。だがDRやBCP(事業継続計画)に役立つ大半の機能は、自動化ツール「Veeam Availability Orchestrator」という別製品に切り離されており、併用しなければならない。
比較ポイント4.サポート
Commvaultは、IT部門の担当者が自ら問題を解決できるように、多数のマニュアルや運用ノウハウを伝えるドキュメントを提供している。サービスレベルごとに分けたサポートサービスも提供している。
Veeamもユーザー企業が問題を解決するのに役立つ多くの情報をオンラインで提供している。同社は自社製品に診断機能も組み込み、さまざまな問題点の自動修復を提供している点にも特徴がある。
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「Commvault」と「Veeam」を徹底比較
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