プライバシー課題を克服

「合成データ」とは何か? COVID-19の治療法研究を迅速化

患者のプライバシーを保護しながら、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の治療法をいかに早く見つけ出すか。その有力な手段となり得るのが「合成データ」だ。

 世界の医療研究者が、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大の解決策を発見すべく、しのぎを削っている。研究者は分析のためにできるだけ多くの臨床データを集める必要がある。だが臨床データに関する大きな課題に直面している研究者は少なくない。プライバシーに配慮し、患者の機密情報を保護しなければならないことだ。

 プライバシーの課題を克服する一つの手段として「合成データ」(シンセティックデータ)の活用がある。合成データは人工的に作成された、個人を特定可能な情報とリンクしていないデータだ。データの暗号化や匿名加工とは別の、医療研究者にとって便利なアプローチを体現している。

「合成データ」とは何か

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