データセンターの液冷化【前編】

液冷システムを検討していないデータセンター事業者は時代後れ

冷却効率の高さとコスト削減の可能性によって注目されている液冷システム。ある事業者は液冷化を必然と捉えて準備を進めている。当然、懐疑論者もいる。データセンターは変わるのだろうか。

 データセンターにおける液体冷却(液冷)はそれほど目新しい考え方ではない。だがそのユースケースは依然ニッチで、主にエクサスケールのハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)環境に限られている。

 データセンターの温度を制御する手段としては相変わらず外気冷却が好まれ、最も普及している。ただし今後もずっとそうだとは限らない。英国エセックスに拠点を置くコロケーション企業Kao DataのCEO兼COO(最高執行責任者)ポール・フィンチ氏はそう述べる。

 同社は機械冷却ではなく間接蒸発冷却を活用する英国初の卸売りコロケーション施設だと主張する。機械冷却はサーバの排熱を大気に放出するものであり、外気を取り込むことで機器の温度を低く保つわけではないとも述べている。

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