コロナ禍で成長が再加速するEC市場【前編】

新型コロナが「ECブーム」を引き起こした3つの要因

新型コロナウイルス感染症の流行で、消費者と企業の新しいオンライン販売習慣が形成され、「EC」がブームとなっている。このトレンドは1年、あるいは永遠に続く可能性もあると専門家は予測する。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行によって、世界中で在宅勤務などのテレワークが広がり、ソーシャルディスタンシング(社会的距離の確保)が徹底されるようになった。そうした中、成長著しいのがEC(Eコマース:電子商取引)だ。各種調査によると、特にコンピュータ関連機器やおもちゃ、スポーツ用品などの販売が増えている。

 専門家の予想では、ECの成長は今後、多少低下することはあるものの、恐らくある程度恒久的な上昇が続くようだ。このトレンドを念頭に、企業はECのためのシステムと、そのための「コンテンツ管理システム」(CMS)をアップグレードする必要がある。

 調査会社Forrester Researchのアナリスト、ニック・バーバー氏によると、短期的なECの増加傾向は、少なくとも2021年半ばまで続く見通しだ。新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のワクチンが広く流通するようになるまでには、それくらいの時間がかかると考えられる。

 「2021年の半ばごろには、安堵(あんど)のため息をつくことができるようになるだろう」とバーバー氏は言う。行動制限が緩和されて、ある程度日常が戻り始めると「われわれには今、あるいは外出禁止令が施行されたときから始まった習慣があり、それは新型コロナウイルスの感染終息後の世界でも、ずっと続きそうだということに気付く」と同氏は指摘する。

ECブームを引き起こした要因とは

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