事例で学ぶデータ活用成功の鍵【前編】

「コロナ禍でもやることは同じ」と言い切るエネルギー企業のデータ活用術

データマネジメントやデータ分析を長年続けているエネルギー企業のEmber Resourcesは、新型コロナウイルス感染症流行下においても、特別なことをせずにビジネスを維持できているという。その裏側とは。

 最善の手法を採用できない企業は後れを取ることになる。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的大流行)を受け、石油やガスといったエネルギー資源を扱うエネルギー企業は、苦難を乗り切るための方法を模索している。その一社であるEmber Resourcesはデータマネジメントをうまく機能させている。

 Ember Resourcesは、長年にわたってデータマネジメントのベストプラクティスを実践し、成果につなげている。2015年から同社でデータおよび情報分野のマネジャーを務めるロニー・チン氏は、パンデミックの影響を受けた不確実な中では「ある程度の一貫性を維持することとコミットメントが最善の方策だ」と語る。「過去25年間ベストプラクティスに変更はなく、現在のパンデミックに際しても何も変わらない。1年や半年ごとにシステムを変更することは困難だ」(チン氏)

 カナダのアルバータ州で、エネルギー資源である炭層ガス(CBM:コールベッドメタン)の坑井(エネルギー資源を採掘するための井戸)を1万2000基以上運営するEmber Resourcesは、約150人の作業員を擁する。これらの坑井の採掘寿命をできるだけ長く保つためには、常時のメンテナンスが欠かせない。

コロナ禍も乗り切るEmber Resourcesのデータ活用術

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