VDIの“誤解”を検証する【前編】

「VDI」の知るべき真実 「管理が楽で高セキュリティ」の“例外”

VDIのメリットとしてよく挙がるのが、クライアント端末の管理負荷の軽減やセキュリティ対策の強化だ。実はVDIそのものに、IT担当者の管理負荷を増大させたり、セキュリティを脅かしたりする要素がある。それは何か。

 「VDI」(仮想デスクトップインフラ)のベンダーがアピールするクライアント端末の管理コスト削減やセキュリティ向上といったメリットは、「VDIの落とし穴」にはまると帳消しになってしまう。コストや複雑さ、パフォーマンスの問題を理由に、VDIの導入計画を縮小したり、打ち切ったりするユーザー企業は少なくない。前中後編にわたり、VDIの導入を検討する際に注意すべき点を説明する。

 企業がVDIを利用する主なメリットは、デスクトップ管理の簡素化だ。IT担当者は、多数のクライアント端末で稼働するアプリケーションやデータを個別に管理する必要がなくなり、仮想デスクトップのイメージファイルを集中管理できる。このためソフトウェアの更新やセキュリティパッチの適用などの作業が容易になる。

 VDIで管理すべき要素は、決してイメージファイルだけではない。IT担当者はVDIを構成するハイパーバイザーやサーバ、ストレージ、ネットワークなども管理する必要がある。さらにクライアント端末の管理も全くなくなるわけではない。仮想デスクトップを利用するシンクライアントやモバイルデバイスは変わらず管理の対象だ。

VDIの知られざる“落とし穴”

印刷する
SNSでシェア

TechTarget発 先取りITトレンド

米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。

この連載の記事をもっと見る

この記事の著者

Robert Sheldon
Robert Sheldon

テクニカルコンサルタントを務め、フリーランスのテクノロジーライターとしても活動している。「Windows」やデータベース、ビジネスインテリジェンス(BI)を主なテーマとして、書籍や記事、研修教材の豊富な執筆経験を持つ。

関連記事

こんなメディアも見られています

TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。

無料会員登録
最新情報をいち早くチェック!

製品カタログや技術資料、導入事例など、IT導入の課題解決に役立つ資料を簡単に入手できます(メディアごとに文章は変更)

いますぐ無料会員登録

ベンダーコンテンツ PR

From Informa TechTarget

アクセスランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

ホワイトペーパーランキング PR

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

TechTargetジャパン SNS

X @techtarget_itmをフォロー

インフォメーション

TechTargetジャパンをフォロー