「通常のデスクトップと比べ、VDIによる仮想デスクトップはセキュリティ侵害を受けにくい」という俗説は誤りだ。VDIに潜むリスクと、セキュリティを強化する方法を紹介しよう。
「『仮想デスクトップインフラ』(VDI)による仮想デスクトップは、通常のデスクトップよりも安全だ」という俗説が広まっている。だが実際には、仮想デスクトップも攻撃を受けやすく、セキュリティ問題が発生しやすい。VDIのセキュリティを高める3つの対策を紹介する。
安全なVDIを実現するには、機能をそぎ落とし、企業にとって必要な要素だけに絞り込むことが求められる。エンドユーザーが不要なサービスやネットワークにアクセスできる状態は、重大なセキュリティリスクだ。
例えば、悪意ある従業員が、業務に関する機密データを仮想デスクトップからローカルのUSB外付けドライブに移動する可能性がある。そのためIT管理者は、エンドユーザーが仮想デスクトップからローカルのUSB外付けドライブにアクセスできないようにすべきだ。
コピー&ペースト機能を無効にすることもできるが、業務の生産性を損なう恐れがあるため注意を要する。データの窃盗や移動の防止を強化するには、ホワイトリストやブラックリストを作成し、エンドユーザーが特定のWebサイトにアクセスしたり、特定のメールプロバイダーからメールを受信したりできないようにしなければならない。
仮想デスクトップのマスターイメージを調査し、余計なサービスを提供していないかどうかチェックする必要もある。「Windows」のファイル検索機能や印刷スプーラー(印刷ジョブの管理機能)は、メモリを浪費し、VDIセキュリティを損なう不要なサービスとなる場合が少なくない。
SASのCMOが語る マーケティング部門が社内の生成AI活用のけん引役に適している理由
データとアナリティクスの世界で半世紀近くにわたり知見を培ってきたSAS。同社のCMOに、...
SALES ROBOTICSが「カスタマーサクセス支援サービス」を提供
SALES ROBOTICSは、カスタマーサクセスを実現する新サービスの提供を開始した。
「Fortnite」を活用 朝日広告社がメタバース空間制作サービスとマーケティング支援を開始
朝日広告社は、人気ゲーム「Fortnite」に新たなゲームメタバース空間を公開した。また、...