「通常のデスクトップと比べ、VDIによる仮想デスクトップはセキュリティ侵害を受けにくい」という俗説は誤りだ。VDIに潜むリスクと、セキュリティを強化する方法を紹介しよう。
「『仮想デスクトップインフラ』(VDI)による仮想デスクトップは、通常のデスクトップよりも安全だ」という俗説が広まっている。だが実際には、仮想デスクトップも攻撃を受けやすく、セキュリティ問題が発生しやすい。VDIのセキュリティを高める3つの対策を紹介する。
安全なVDIを実現するには、機能をそぎ落とし、企業にとって必要な要素だけに絞り込むことが求められる。エンドユーザーが不要なサービスやネットワークにアクセスできる状態は、重大なセキュリティリスクだ。
例えば、悪意ある従業員が、業務に関する機密データを仮想デスクトップからローカルのUSB外付けドライブに移動する可能性がある。そのためIT管理者は、エンドユーザーが仮想デスクトップからローカルのUSB外付けドライブにアクセスできないようにすべきだ。
コピー&ペースト機能を無効にすることもできるが、業務の生産性を損なう恐れがあるため注意を要する。データの窃盗や移動の防止を強化するには、ホワイトリストやブラックリストを作成し、エンドユーザーが特定のWebサイトにアクセスしたり、特定のメールプロバイダーからメールを受信したりできないようにしなければならない。
仮想デスクトップのマスターイメージを調査し、余計なサービスを提供していないかどうかチェックする必要もある。「Windows」のファイル検索機能や印刷スプーラー(印刷ジョブの管理機能)は、メモリを浪費し、VDIセキュリティを損なう不要なサービスとなる場合が少なくない。
スマホ時間の奪い合い「利用者増えても、利用時間は減少」 唯一の勝者は?
データマーケティング支援のGlossomは、「スマートフォンでのメディアとコマースの利用に...
生成AI時代のコンテンツ制作の課題 アドビが考える解決法は?
求められる顧客体験はますます高度になる一方で、マーケターのリソースは逼迫している。...
「イカゲーム」とコラボ ジョニーウォーカーが黒ラベルを“緑”に もしかして、これって……?
世界的な大ヒットとなったNetflixオリジナルドラマ「イカゲーム」のシーズン2公開が近づ...