HTML5に準拠しているWebブラウザで、エンドユーザーが簡単に仮想デスクトップにアクセスできる方法がある。VDI専用クライアントアプリケーションとの違いやメリット、デメリットを考察する。
「VDI」(仮想デスクトップインフラ)をWebブラウザから利用する際は、さまざまな要素を考慮しなければならない。
主要VDIベンダーの大半は、エンドユーザーがVDI専用クライアントアプリケーションを利用する代わりに、Webブラウザで自身の仮想デスクトップにアクセスできるようにしている。この方式により、エンドユーザーは時間や場所を問わず、仮想デスクトップを非常に容易に利用できる。使用するデバイスやOSにかかわらず、「Chrome」や「Firefox」など、HTML5に準拠している任意のWebブラウザで、エンドユーザー自身の仮想デスクトップにアクセスすることが可能だ。
VDI製品が利用可能にしているWebブラウザが、エンドユーザーの利用しているデバイスで動作すれば、エンドユーザーはそのWebブラウザを使って自分の仮想デスクトップにアクセスできる。この場合、VPNクライアントアプリケ―ケーションのダウンロードやインストール、構成、メンテナンスは不要だ。Webブラウザを利用すれば、多数のVDI専用クライアントアプリケーションを扱うことなく、1台のデバイスで複数の仮想デスクトップへ簡単に接続できるようになる。
Webブラウザで仮想デスクトップを利用する方式は、管理者側にとっても恩恵がある。さまざまなユーザー端末の環境において個別にVDI専用クライアントアプリケーションを運用管理せずに済むからだ。エンドユーザーがWebブラウザで仮想デスクトップに接続する方式にすれば、VDI専用クライアントアプリケーションの展開や構成、更新は不要になる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
「テレワークでネットが遅い」の帯域幅じゃない“真犯人”はこれだ
ネットワークの問題は「帯域幅を増やせば解決する」と考えてはいないだろうか。こうした誤解をしているIT担当者は珍しくない。ネットワークを快適に利用するために、持つべき視点とは。
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...