仮想デスクトップの操作性と安全性を向上、「SSO」「2要素認証」の仕組みとは?操作性とセキュリティのバランスが普及の鍵

VDI環境のユーザー操作性とセキュリティのバランスを図るのは容易ではない。SSOや2要素認証などの仕組みを用いて、ユーザーの操作性とセキュリティを両立させる方法を解説する

2017年01月05日 12時00分 公開
[Eddie LockhartTechTarget]
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 VDI(仮想デスクトップインフラ)の世界でも、ユーザー操作性とセキュリティのバランスは重要だ。複数の複雑なパスワードなど、セキュリティ対策の多くは操作性の犠牲の上に成り立つ。IT管理者にとって残念なことに、VDIの世界には、必要なバランスを一挙にもたらしてくれる全能の選ばれし者はいない。その代わり、セキュアなVDI環境を維持しつつ、エンドユーザーの期待に沿う操作性を提供するための方法は幾つかある。まず大事なのは、仮想デスクトップが少なくとも物理デスクトップと同程度の性能を発揮できるよう、十分なハードウェアリソースを割り当てることだ。

 以下では、VDIに「シングルサインオン」(SSO)や「2要素認証」などの仕組みを用いて、エンドユーザーが求める操作性とIT部門が必要とするセキュリティを両立させる方法について解説する。

SSOがもたらすメリット

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