リモートデスクトップでマウスが使えない原因になり得るのが、リモートデスクトップソフトウェアの設定だ。Windows標準の「リモートデスクトップ接続」を例に、確認すべき設定を整理する。
「リモートデスクトップ」は、MicrosoftのクライアントOS「Windows」搭載のローカルPCで、別のPCやサーバを操作可能にするための機能だ。リモートデスクトップの利用中にマウスが利用できない場合、何をすればよいのか。トラブルシューティングの4つのステップのうち、4つ目を説明する。
マウス本体も、エンドユーザーのアカウントも、リモートデスクトップソフトウェアそのものにも問題がない場合、トラブルシューティングの次のステップは、リモートデスクトップソフトウェアの設定内容の確認だ。そのための手順は、使用しているリモートデスクトップソフトウェアによって大きく異なる場合がある。
リモートデスクトップのクライアントアプリケーションとして、Windows標準の「リモートデスクトップ接続」を使用している場合、マウスに関連する設定は明示的には存在しない。ただし幾つかの方法を試すことが可能だ。
まずは問題が起きているマウスとは別のマウスを、エンドユーザーのクライアントデバイスに接続する。可能であれば、リモートデスクトップでの動作を確認済みのマウスを選ぶとよい。マウスに必要なデバイスドライバが、接続先のPCやサーバにインストールされていないことが、問題の原因である場合がある。この場合は別のマウスを使用することで、問題が解決し得る。
マウスを変更しても問題が解決しない場合、リモートデスクトップ接続の設定で「プラグアンドプレイ」を有効にする。プラグアンドプレイは、ローカルPCに接続した周辺機器を、接続先のPCやサーバで自動的に使えるようにする仕組みだ。
リモートデスクトップ接続の「オプションの表示」ボタンをクリックすると、オプションのタブが現れる。「ローカルリソース」タブをクリックして、「ローカルデバイスとリソース」欄にある「詳細」ボタンをクリックし、デバイスリストの一番下までスクロール。「その他のサポートされているプラグアンドプレイ(PnP)デバイス」のチェックボックスと「後で接続するデバイス」のチェックボックスを選択する(画面)。
完了したら「OK」をクリックする。この後マウスをいったん抜いて再接続し、リモートデスクトップに再度接続を試みる。
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