マウスに問題がないにもかかわらず、リモートデスクトップでマウスが使えなくなったとき、原因として次に考えられるのは何なのか。問題を見分ける方法とは。
MicrosoftのクライアントOS「Windows」搭載のローカルPCで、別のPCやサーバを操作可能にする機能「リモートデスクトップ」。その利用中にマウスが利用できないという苦情がエンドユーザーから寄せられたら、IT管理者はトラブルシューティングをする必要がある。具体的には何をすればよいのか。トラブルシューティングの4つのステップのうち、2つ目を説明する。
マウスそのものに問題がないことが分かった後に、IT管理者が確認すべきなのが、エンドユーザーのアカウントの問題だ。別のアカウントを使用してクライアントデバイスにログインするよう、エンドユーザーに依頼してテストするとよい。一時的に新規アカウントを作成するのも手だ。該当のエンドユーザーが同じオフィスにいる場合は、別のクライアントデバイスを使って、自身のアカウントでログインしてもらう。
エンドユーザーが、他のアカウントや別のクライアントデバイスで、マウスが正しく動作することを確認できた場合を考えよう。その後にエンドユーザーが自身のアカウントで、別のクライアントデバイスにログインしたときにマウスの問題が発生する場合、問題はアカウントに関連していると考えてよい。
自身のクライアントデバイスに、エンドユーザーが複数のアカウントでログインしたときに、これらのアカウント全てでマウスの問題が発生する場合は、クライアントデバイスに問題の原因があると考えられる。その場合、Windows標準の「リモートデスクトップ接続」といったリモートデスクトップのクライアントアプリケーションが原因となっている可能性がある。
第4回は、3つ目のステップを説明する。
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