Hyper-Vは何台の仮想マシンをサポートできるか? 検討のポイントCPU・メモリ要件を基に見積もる

仮想環境のサーバ管理者にとって、1台の物理マシンに仮想マシンを何台統合できるかは重要な問題だ。本稿では、CPU・メモリ要件から搭載できるHyper-V仮想マシンの台数を検討する。

2011年12月02日 09時00分 公開
[Eric Beehler,TechTarget]

 仮想環境の管理者は、よく数の問題に直面する。データセンターや予算に関するしっかりとした見通しを立てるために、「1台の物理マシンに仮想マシンを何台統合できるか」知りたがる。だが、その答えは常にケースバイケースだ。

 仮想化が利用されていなかった時代は、台数の見積もりが至って簡単だった。サーバアプリケーションごとに1台のマシンを用意することが多く、これらのマシンは一般的に、アプリケーションの利用規模拡大への対応に必要なレベル以上のパワーを備えていたからだ。しかし今では、マシンパワーが複数の仮想マシンで共有されるようになっている。仮想マシンのタイプ、ワークロード、要件(RAM、ストレージ、CPU)によって、1台の物理マシンに仮想マシンを何台統合するのが適切かが決まる。仮想化ではリソースの有効活用を図るために、これらのファクターによって台数が変わる。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news073.jpg

社会人Z世代の休日の過ごし方 関東と関西の違いは?
大広若者研究所「D'Z lab.」は、37人へのインタビューと1000人へのアンケートを基に、社...

news175.png

製造業の8割が既存顧客深耕に注力 最もリソースを割いている施策は?
ラクスは、製造業の営業・マーケティング担当者500人を対象に、新規開拓や既存深耕におけ...

news105.jpg

「生成AIで作った広告」が物議 そのとき、コカ・コーラはどう動いた?
生成AIを広告制作に活用し、議論を呼んだCoca-Cola。この経験から何を学んだのか。