システムの中核要素である「CPU」の特徴は製品ごとに異なる。CPUを選択する際のポイントと、仮想マシンの利用時に重要となる「CPU仮想化」の仕組みを概説する。
システムにおける動作速度といったパフォーマンスを左右する要素として、メモリやストレージ、ネットワーク機器などに加えて、「CPU」(中央処理装置)がある。基本的には、システムの用途に応じたCPU選択が必要になる。
仮想マシン(VM)を利用する際は、「CPU仮想化」に適したCPUを選択することが大切だ。CPUの選択や設定を誤ると、VMの運用に悪影響を及ぼす可能性がある。
物理的なCPUリソースを抽象化し、論理的に分割する技術がCPU仮想化だ。CPU仮想化は、CPUリソースを効率的に利用できるようにする。
CPU仮想化には「ハイパーバイザー」という仮想化ソフトウェアを利用する。ハイパーバイザーは、1個のCPUを複数の仮想CPU(vCPU)に分割できる。アプリケーションのデータ処理の負荷に応じて、ハイパーバイザーは1つまたは複数のvCPUをVMに割り当てる。
第2回は、IntelとAMD(Advanced Micro Devices)の主要なCPUが備える、仮想化支援機能を説明する。
米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
2025年のマーケターが「生成AIでテレビCMを作る」よりも優先すべきことは?
AIが生成した広告に対する反発が続いた1年を経て、マーケターはパフォーマンス重視で非難...
CMOはなぜ短命? なぜ軽視される? いま向き合うべき3つの厳しい現実
プロダクト分析ツールを提供するAmplitudeのCMOが、2025年のマーケティングリーダーに課...
トラフィック1300%増、生成AIがEコマースを変える
アドビは、2024年のホリデーシーズンのオンラインショッピングデータを公開した。