TIBCOとの合併はCitrixにとって喜びなのか、苦しみなのか激動の仮想デスクトップ市場【第2回】

デスクトップ仮想化ベンダーCitrix Systemsはデータ分析ベンダーTIBCO Softwareと合併した。合併がCitrixにもたらす影響とは。主力製品の動向を基に、Citrixの今後を予想する。

2023年03月08日 08時15分 公開
[Gabe KnuthTechTarget]

 仮想化ベンダーCitrix Systemsは2022年9月に、データ分析ベンダーTIBCO Softwareと合併した。CitrixはTIBCOと共に、持ち株会社のCloud Software Group Holdings傘下ブランドとなった。Cloud Software GroupのWebサイトは、CitrixとTIBCOの企業説明に加えて、ロードバランサー「NetScaler」など両ブランドの製品説明で構成されている。利用するドメインは、Citrixが所有してきた「cloud.com」だ。

Citrixの未来は明るいのか、暗いのか

 「Citrixの未来は暗い」という予測がある。2022年10月、同社は従業員のレイオフ(一時解雇)を実施した。

 今後Citrixは、ビジネスの重心をユーザー企業の多い主力事業に移すと予想できる。IT業界の流行を追い掛けるのではなく、得意分野に再び焦点を当てて、基本に立ち返った取り組みを実施する可能性がある。もちろん何が起こるかは、誰にも分からない。

 Citrixは「VDI」(仮想デスクトップインフラ)に注力する意向だ。同社が2022年8月に発表した、仮想デスクトップ管理ツール「Citrix HDX Plus for Windows 365」は、同社のVDI製品戦略の試金石となり得る。

 MicrosoftのDaaS「Windows 365 Cloud PC」(Windows 365)を、Citrix製品の管理ツール「Citrix Cloud」で管理可能にするツールが、Citrix HDX Plus for Windows 365だ。ユーザー企業が既にCitrix製品を利用している場合、Windows 365の仮想デスクトップも、同じユーザーインタフェース(UI)で管理できるようになる。


 次回は、半導体ベンダーBroadcomによる、仮想化ベンダーVMware買収の影響を探る。

TechTarget発 先取りITトレンド

米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。

ITmedia マーケティング新着記事

news165.jpg

GoogleのBIツールからLINEにノーコードでデータ連携 primeNumberが「trocco action for Looker」を提供
primeNumberが「trocco action」の提供を開始。第一弾としてGoogleのBIツール「Looker」...

news145.jpg

女子スポーツが生み出す収益は2024年に10億ドル以上 広告主や大手広告代理店も本気に
WPP傘下の大手メディアエージェンシーGroupMは、AdidasやUnileverなどのクライアントの支...

news011.png

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2024年4月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。