新しい遠隔診療の可能性【後編】

医療従事者が“熱狂的ITユーザー”に 「仮想回診」導入病院で起きた変化

コロナ禍によって対面接触の機会を減らす必要が生じ、医療業界は「全く新しいワークフロー」を強いられている。COVID-19対策として「仮想回診システム」を構築した米国医療機関は、どのような変化に直面したのか。

 非営利団体Nemours Foundationが運営する医療機関Nemours Children's Health System(以下、Nemours)は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の対策として「仮想回診」のプロジェクトを立ち上げた。前編「病院が実現した『仮想回診』の仕組みとは? 病室カメラとビデオ会議で構築」で紹介した通り、このプロジェクトで開発された仮想回診システムは、病室の高解像度ビデオカメラとビデオ会議システム、既存の電話システムを組み合わせている。

 医療従事者は仮想回診システムによって、対面式の回診と同じように担当患者の様子を確認したり、治療チームの他のメンバーと連携したりできるようになった。Nemoursでプロジェクトリーダーを務める小児科医で、医学博士号を持つパトリック・バルト氏は「仮想回診プロジェクトによって、病室を出入りする人の流れが減った」と語る。

写真2 仮想回診が可能になったNemoursの医療従事者《クリックで拡大》

コロナ禍が医療ITにもたらす変化

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Makenzie Holland
Makenzie Holland

「CIO Dive」シニアニュースライター。2015年に米国インディアナ州立大学ブルーミントン校でジャーナリズムの学士号を取得。連邦政府の技術政策担当記者、『Wilmington StarNews』記者、『Wabash Plain Dealer』記者(犯罪・教育担当)を経て現職。

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