「オンライン診療」普及を後押し 2020年度診療報酬改定の必修ポイント0.5歩先の未来を作る医療IT

2020年度の診療報酬改定ではオンライン診療の要件が緩和されるなど、医療機関のIT活用に影響するポイントが幾つかあります。押さえておくべき主要なポイントをまとめました。

2020年06月23日 05時00分 公開
[大西大輔MICTコンサルティング]

関連キーワード

データ分析 | 電子カルテ | 医療IT


 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大に伴う緊急事態宣言が、2020年5月25日に全国で解除となり、ひとまずは日常の経済活動の再開に向けて新たな第一歩を踏み出すことになりました。しかし世界的にはいまだ新型コロナウイルス感染症は猛威を振るっており、わが国でもいつ第2波がやって来てもおかしくない状況です。予断を許さない状況が続くことは間違いなく、最近では新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)との共存を指す「ウィズコロナ」という新しい時代を象徴するキーワードを目にする機会もあります。

 政府は感染拡大を防ぐ行動変容を促すための機軸となる「新しい生活様式」という指針を提示しました。この生活様式を、医療機関の受療行動に当てはめることで、医療機関が今後進むべき道が見えるのではないでしょうか。新しい生活様式に基づき、いわゆる「3密」(密閉、密集、密接)を避ける対策の徹底が求められる医療機関にとって、オンライン診療に代表されるIT活用は必要不可欠になっています。

2020年度の診療報酬改定がオンライン診療にもたらす影響

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ITmedia マーケティング新着記事

news055.jpg

トランプ氏当選でイーロン・マスク氏に追い風 過去最高の投稿数達成でXは生き延びるか?
2024年の米大統領選の当日、Xの利用者数が過去最高を記録した。Threadsに流れていたユー...

news104.jpg

トランプ氏圧勝で気になる「TikTok禁止法」の行方
米大統領選で共和党のトランプ前大統領が勝利した。これにより、TikTokの米国での将来は...

news190.jpg

インバウンド消費を左右する在日中国人の影響力
アライドアーキテクツは、独自に構築した在日中国人コミュニティーを対象に、在日中国人...