臨床医療の意思決定支援とAI技術【後編】

コロナ禍で分かった、臨床で「AI」が役立つ用途、役に立たない用途

臨床時の意思決定支援にAI技術を活用する動きは、コロナ禍で急速に広がったわけではない。ただし幾つかの取り組みは進み、臨床医療にAI技術を使う可能性と難しさが少しずつ浮き彫りになってきた。

 学術医療センターのNewYork-Presbyterian Hospital(ニューヨークプレスビテリアン病院)は、人工知能(AI)技術を導入した当初は、数値化しやすくリスクも少ない、臨床医療以外の用途で利用していた。中でも収益サイクルの管理や、臨床医療に関する異議申し立てプロセスの事務処理については一定の成果を挙げている。同機関の変革部門でディレクターを務めるビシャール・シス氏は「臨床以外ならAI技術の価値を数値化できるものの、臨床用途で価値を数値化するのは難しい」と話す。前編「病院がコロナ禍の『AI』活用を数百万ドルの診療報酬につなげられた理由」に続き、後編となる本稿は、臨床医療でAI技術を使うことの難しさを考察する。

臨床に「AI」が役立つ用途、役立たない用途

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Makenzie Holland
Makenzie Holland

「CIO Dive」シニアニュースライター。2015年に米国インディアナ州立大学ブルーミントン校でジャーナリズムの学士号を取得。連邦政府の技術政策担当記者、『Wilmington StarNews』記者、『Wabash Plain Dealer』記者(犯罪・教育担当)を経て現職。

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