大学にも大きな被害が出る可能性

「楽なバイト」――実は不正資金の運び屋 学生を犯罪者にするメール攻撃の手口

高等教育機関の学生を、知らないうちに資金洗浄に加担させる――。こうしたメール攻撃の実態が明らかになった。その具体的な手口とは。なぜ学生が狙われるのか。

 大学などの高等教育機関の学生が、マネーロンダリング(資金洗浄)を目的とした詐欺の標的にされている。「手軽に稼げる」と持ち掛けて、学生を詐欺に加担させようとするメール攻撃の実態が、セキュリティベンダーMimecast Servicesの調査で浮き彫りになった。

 Mimecast Servicesのシニアセキュリティストラテジスト、ジェレミー・ベンチュラ氏によると、このメール攻撃は詐欺グループがフィッシング(偽サイトへの誘導で情報を得る詐欺行為)などの不正な手段で、学習者のメールアカウントを乗っ取るところから始まる。そのメールアカウントの連絡先に登録された相手や、メールを送受信したことのある相手が次の標的だ。そのため攻撃対象者には、高等教育機関で共に学ぶ友人の学生だけでなく、教職員を含む可能性がある。

学生“運び屋”化の巧妙な手口 狙われる学生、その理由は

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Shaun Nichols
Shaun Nichols

15年以上にわたる記者経験を持ち、まだスマートフォンがなかった時代から企業向けIT市場を取材してきた。組み込みシステム開発やスーパーコンピュータなど幅広い分野をカバー。米TechTargetの記事を執筆する傍ら、米エネルギー省(DOE)の研究所であるLawrence Berkeley National Laboratory(ローレンス・バークレー国立研究所)の出版物や企業IT情報サイト「The Register」にも寄稿している。サンフランシスコのベイエリアに住み、趣味は料理、ガーデニング、ビデオゲーム、スポーツ観戦。NFL(ナショナルフットボールリーグ)チーム「San Francisco 49ers」やMLB(メジャーリーグベースボール)チーム「San Francisco Giants」の大ファンだと自称する。

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