2021年09月09日 05時00分 公開
特集/連載

オンライン教育の仕組みはある、でも学生のPCがない その時、大学のIT幹部は何をしたかパンデミックで加速したブラッドフォード大学のテレワーク導入【後編】

ロックダウンの兆候を察知し、迅速にテレワーク用システムを構築したブラッドフォード大学には、まだ課題があった。それは職員や学生のデバイスの調達だ。同校のIT部門はどのように解決したのか。

[Karl Flinders,TechTarget]

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 前編「学生1万人の大学がテレワーク用システムを10日で構築、IT幹部に聞くその舞台裏」は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的大流行)を予測し、迅速にテレワーク環境を構築したブラッドフォード大学(Bradford University)の事例を紹介した。後編は、同校が職員や学生のために実施したノートPCの調達に関する苦労を紹介する。

 テレワーク用システムの設計から構築までを10日でやり遂げたブラッドフォード大学のIT部門は、新しいネットワークへの接続に適したデバイスを確実に職員へ提供するという課題も抱えていた。当初は職員用に約400台のノートPCを調達し、適切なソフトウェアをインストールする必要があった。だが、それはほんの始まりにすぎず、ノートPCを求める学生の声が日増しに大きくなった。ブラッドフォード大学は職員の業務だけでなく、学生へのオンライン教育にもテレワーク用システムを活用していたからだ。

 ブラッドフォード大学(Bradford University)でIT部門の責任者を務めるジュリエット・アトキンソン氏は、同校は「経済的に恵まれない学生の割合が非常に高い」と話す。そのため同校は、そうした学生が大学の外で使用できるデバイスを豊富に提供しているという。

 IT部門は、既に所有していた80台のノートPCをすぐに学生に配布した。だが全く数が足りず、オンライン教育に適したデバイスを所有していない学生は厳しい状況に追い込まれた。「中には論文の執筆や講義への出席をスマートフォンで試みる学生もいたと聞いている」(アトキンソン氏)

ノートPCを求める学生の列、でも数が足りない ITリーダーは何をしたか

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