IT意思決定者の不安が現実になる日

国家レベルのサイバー攻撃手法のトリクルダウンに備えよ

国家が開発したサイバー攻撃手法を犯罪者集団が利用する「トリクルダウン」が懸念されている。実際にその動きは始まっている。国家が開発した高度な手法で自社システムが攻撃される日が来るかもしれない。

 2021年初頭、Tolunaはオーストラリア、カナダ、ドイツ、日本、メキシコ、英国、米国のIT意思決定者1100人を対象にアンケート調査を行った。この調査で、国家が開発したTTP(Tactics, Techniques and Procedures)がダークWebを通じて攻撃に使われる(トリクルダウン)ことを恐れているIT意思決定者が72%に上ることが分かった。

 HP Inc.はこの懸念を正当だとする。ロシアのAPT29やCozy Bearが米国を標的とした攻撃でSolarWindsの「Orion」をハッキングした。それに利用されたTTPの一部が無関係なランサムウェア集団に使われた証拠が明らかになっている。

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Alex Scroxton
Alex Scroxton

米TechTargetの電子週刊誌『Computer Weekly』でセキュリティ分野の記事編集を手掛ける。同社の電子月刊誌『MicroScope』で記者を務めた後、2014年5月からComputer Weeklyの編集に従事。2003年、サセックス大学(University of Sussex)で社会人類学の学士号を取得している。

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