2021年08月06日 08時00分 公開
特集/連載

人体の免疫系を模倣して自己修復するセキュリティソフトウェアオープンソースで公開

オランダの研究機関が、人体の免疫システムを模倣し、サイバー攻撃に対して自身で判断して機能を停止したり再起動したりして自己修復するソフトウェアをOSSとして公開した。

[Kim Loohuis,Computer Weekly]
iStock.com/wildpixel

 オランダの研究機関TNOは自己修復(自然治癒)型のセキュリティソフトウェアを開発している。

 このソフトウェアは人間の免疫システムをベースとしている。人体の再生プロセスを模倣すればサイバー攻撃を迅速に解決できるという概念が根底にある。

 企業のシステムを完全に保護するのは難しい。一方、攻撃者が必要とするのはたった1つの弱点であり、抜け道が1つでもあればよい。攻撃者の方が本質的に有利な立場にいる。

 Partnership for Cyber Security Innovation(PCSI)の自己修復プロジェクトチームのメンバーでもあるTNOのバート・ギッセン氏は、いたちごっこが続くサイバーセキュリティについて次のように話している。「攻撃者が新たな手口を思い付くたびに、それを防御するメカニズムを見つけなければならない。新しい防御策を見つけ出しても、攻撃者はそれを無効化する手口を考え出す」

 TNOとオランダの銀行や保険会社は、こうした状況を打破するためにサイバーセキュリティへの新たなアプローチを始めている。

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