2021年08月04日 08時00分 公開
特集/連載

身代金支払いもサイバー保険も無意味、対ランサムウェアの最適解とは頼りにならないサイバー保険

ランサムウェア対応のサイバー保険に加入しても、被害をカバーできない可能性がある。身代金を払ったとしても、その後に待ち受けるのはさらなる被害だ。

[Alex Scroxton,Computer Weekly]
iStock.com/AndreyPopov

 2020年度前半に北米で申請されたサイバー保険請求の半数近くがランサムウェア攻撃に起因していた。だが被害者の保険契約がランサムウェアに対応しているとしても(対応しない保険もある)、保険会社が関連費用の全額を引き受ける保証はないため保険契約を頼りにしてはならない。

 これはCybereasonが発表したレポートに基づいている。このレポートは、フランス、ドイツ、シンガポール、スペイン、アラブ首長国連邦、英国、米国のセキュリティ担当者からの情報を基に、ランサムウェア攻撃の結果と費用を調査したものだ。

 Cybereasonは米ルイジアナ州ニューオーリンズ市の例を取り上げている。2019年後半、同市はランサムウェア攻撃によって700万ドル(約7億7000万円)以上の損失を出した。ニューオーリンズ市の保険契約はランサムウェア攻撃に起因する損失に対応していたが、市が回収できたのはわずか300万ドル(約3億3000万円)にすぎなかった。

ITmedia マーケティング新着記事

news023.jpg

「6G」の特許出願レースは中国がリード、日本は追い付けるか?
2020年台後半には実用化が始まるといわれる6Gの技術。日本は世界で存在感を示せるでしょ...

news016.jpg

「パーソナライゼーションエンジン」 売れ筋TOP10(2021年9月)
今週はパーソナライゼーション製品の売れ筋TOP10を紹介します。

news018.jpg

アフリカFinTech事情 初のキャッシュレス大陸への勢いが止まらない
FinTechのユニコーンが続々と生まれるアフリカ大陸。砂漠の南が燃えています。