「FUD」は、Fear(恐怖)、Uncertainty(不安)、Doubt(疑念)を表す略語だ。このFUDが近年のサイバーセキュリティ分野をかつてないほど曖昧にしている。企業やサプライヤーがこの言葉の持つ力に飛び付いて、恐れを感じている顧客に自社製品を売り込むチャンスにしているためだ。
これに関する大きな問題は、顧客や企業(従業員)が絶え間なく殺到する異様なクレームや異様な恐怖にマヒすることだ。残念ながら2019年は、確実に「FUDへの疲弊」を目にすることが多くなるだろう。
サプライヤーによるFUDの利用は意思決定のプロセスを弱体化し、考え抜いたサイバー戦略を台無しにする。今四半期の販売員のノルマがどうであれ、FUDは顧客を怖がらせて購入させるひねくれた策略にすぎない。
企業にとっての最大のサイバーリスクは、ブロックチェーンを使って攻撃的なAI駆動型の量子ウイルスを駆使する中国のウィザードクラスのハッカーが最高財務責任者(CFO)をハッキングすることではない。
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