2021年08月11日 08時00分 公開
特集/連載

医療データの断片に眠っている情報の活用医療機関のデジタル化【後編】

データを活用することで、医療機関の治療や経営を改善できる。請求データなど、医療機関が保有するデータの一部だけでも多くの洞察を得ることが可能だという。

[Aaron Tan,Computer Weekly]
iStock.com/metamorworks

 前編(医療機関がポイントソリューションを導入してしまう理由)では、医療機関が特定の機能に限定されたポイントソリューションを導入してデータの統合に苦労している理由を解説した。

 後編では、医療データのデジタル化やデータの一部からでも始められる改善について解説する。

臨床研究

――患者の治療成果改善以外にも研究者に協力していますか。

ナックフータ氏:シンガポール保健省の医療変革局に協力している。当社のセカンダリーデータストアのデータを使って、新型コロナウイルス感染症による死亡率が高い人を特定する予測分析ツールを作成した。当社が協力している病院の多くは、匿名化したデータの使用権を当社に付与している。その結果として、新型コロナウイルス感染症に関する最大のレジストリの一つを持つことになった。

 当社の予測モデルを使えば、エッセンシャルワーカー、医療従事者、高齢者の次に誰を新型コロナウイルスワクチンの優先接種者にするかを判断できる。当社の洞察では、死亡率は女性よりも男性の方が高いことも特定されている。

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