Appleとバグハンターの“対立”【中編】

セキュリティ研究者が「iOS」脆弱性“怒りの公表”に踏み切った理由

脆弱性に対するAppleの姿勢に不満を持ったあるセキュリティ研究者が、「iOS」に存在する脆弱性の公表に踏み切った。Appleのどのような対処が、セキュリティ研究者をいら立たせたのか。

 前編「セキュリティ研究家が“怒り”の公開 Apple『iOS』3つの脆弱性とは」は、「illusionofchaos」ことセキュリティ研究者のデニス・トカレフ氏が、「iOS」のゼロデイ(パッチ未配布)脆弱性3件を公表したことを説明した。脆弱性公表の理由としてトカレフ氏は、Appleのバグ報奨金・脆弱(ぜいじゃく)性報告プログラム「Apple Security Bounty」(Appleセキュリティバウンティ)が「脆弱性をなおざりにしている」ことを挙げる。それはどういうことなのか。

Appleの“あの対応”が研究者の逆鱗に触れた

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Shaun Nichols
Shaun Nichols

15年以上にわたる記者経験を持ち、まだスマートフォンがなかった時代から企業向けIT市場を取材してきた。組み込みシステム開発やスーパーコンピュータなど幅広い分野をカバー。米TechTargetの記事を執筆する傍ら、米エネルギー省(DOE)の研究所であるLawrence Berkeley National Laboratory(ローレンス・バークレー国立研究所)の出版物や企業IT情報サイト「The Register」にも寄稿している。サンフランシスコのベイエリアに住み、趣味は料理、ガーデニング、ビデオゲーム、スポーツ観戦。NFL(ナショナルフットボールリーグ)チーム「San Francisco 49ers」やMLB(メジャーリーグベースボール)チーム「San Francisco Giants」の大ファンだと自称する。

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