ランサムウェア攻撃の被害を防ぐ「5W」【前編】

企業が“ランサムウェア攻撃責任者”を決めるのはなぜ重要なのか

ランサムウェア攻撃による被害を減らすために、事前に計画を立てることが肝だ。具体的にどうすればいいのか。「5W」(5つの問い)に沿った計画作りのこつを紹介する。

 勢いを増しているランサムウェア(身代金要求型マルウェア)攻撃はさまざまな企業にとって、もはや無視できない脅威になっている。ランサムウェア攻撃も震災と同様、「いつ起きてもおかしくない」という意識を持ち、事前に対策を講じることが重要だ。

 ランサムウェア攻撃はシステムの停止に限らず、データ流出につながる恐れもある。攻撃者に身代金を支払ったとしても、失われたデータを全て取り戻せる可能性が低いことも専門家は指摘している。企業はどうすれば、ランサムウェア攻撃による被害を最小限に抑えることができるのか。本稿は「誰」「何」「いつ」「どこ」「なぜ」の「5W」(5つの問うべきこと)を軸に計画を立て、ランサムウェア攻撃に立ち向かうための取り組みを紹介する。

1.「誰」(Who)が復旧計画実行の責任者になるか

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