メタバースが呼び込むセキュリティ問題【前編】

「メタバース」を正しく恐れる 注意すべきセキュリティ問題とは?

メタバースの普及に伴い、企業はよりいっそうセキュリティに注意を払う必要が生じた。従来企業を悩ませたセキュリティ問題に加え、新たな問題が浮上すると専門家は予想する。どのような問題なのか。

 仮想的な3次元(3D)空間「メタバース」が進化する中で、企業はメタバースがもたらす新しいセキュリティの脅威に注意しなければならない。「エンドユーザー同士で交流や社交ができる3Dの仮想空間」というメタバースのコンセプトは、以前から存在した。メタバースが一躍脚光を浴びたのは2021年秋、Facebookが社名をMeta Platformsに改名したことがきっかけだ。消費者と企業の両方にメタバースを提供するという大きな賭けに出た同社に、他のIT企業も追随した。

 「メタバースが普及すれば、これまでほとんど考えもしなかったセキュリティ問題が一般的になる」と専門家は予想する。それは具体的にはどのようなことなのか。

メタバースが引き起こす想定内の問題と“想定外”の問題

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Shaun Nichols
Shaun Nichols

15年以上にわたる記者経験を持ち、まだスマートフォンがなかった時代から企業向けIT市場を取材してきた。組み込みシステム開発やスーパーコンピュータなど幅広い分野をカバー。米TechTargetの記事を執筆する傍ら、米エネルギー省(DOE)の研究所であるLawrence Berkeley National Laboratory(ローレンス・バークレー国立研究所)の出版物や企業IT情報サイト「The Register」にも寄稿している。サンフランシスコのベイエリアに住み、趣味は料理、ガーデニング、ビデオゲーム、スポーツ観戦。NFL(ナショナルフットボールリーグ)チーム「San Francisco 49ers」やMLB(メジャーリーグベースボール)チーム「San Francisco Giants」の大ファンだと自称する。

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