データセンターの省エネ対策【前編】

「低PUEのデータセンター」は何がすごいのか? 軽視できないサーバ冷却

データセンターにおける電力の使用効率を示す「PUE」。これを向上させるにはサーバ冷却の効率化など対策が必要だ。優れたPUEを達成するデータセンターは、どのような手法を取り入れているのか。

 データセンターによる二酸化炭素(CO2)排出を削減する対策には、主に2つの軸がある。電力の使用効率を高めることと、再生可能エネルギー由来の電力を使用することだ。本稿は電力の使用効率を高める方法を紹介する。

 「PUE」(Power Usage Effectiveness:電力使用効率)という指標がある。データセンターのIT機器が、いかに効率的に電力を使用できているのかを測る指標だ。米国情報技術工業協議会(ITI)の関連団体であるThe Green Grid(TGG:グリーン・グリッド)が定義し、2007年に公開した。国内でも広く使用されている。PUEは、データセンターの全消費電力量を分子にして、サーバやストレージなどのIT機器の消費電力量を分母にして求める。IT機器が占める消費電力量が多いほどPUEの値は下がる。全ての消費電力量をIT機器が占める状態は1.0となる。

 データセンターごとにPUEは、ばらついている。2.0以上で全消費電力量の半分以上をIT機器以外に使用しているデータセンターは珍しくない。その一方で、1.1前後で極めて高効率に電力を使用しているデータセンターもある。

「低PUEのデータセンター」とは何なのか? そもそも“普通のPUE”は?

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データセンターの省エネ対策

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