いざというときの火災対策マニュアル【後編】

ガスなら人もサーバも生き残る? データセンター火災の“消火と復旧”

データセンター火災が発生した場合の消火手段としては、水とガスの2種類がある。それぞれ何が違うのか。火災からの復旧に備えて、消火手段の特性を知っておくことが欠かせない。

 中編「サーバを水没させない――データセンター火災から機器を守る消火方法」は、データセンター火災が発生した場合の、水による消火手段を紹介した。データセンターの消火手段としては、水だけではなくガスによるものもある。

 ガス系の消火設備は、クリーンエージェント(蒸発後に残留物を残さない消火薬剤)を使うものと、不活性ガスを使うものの2種類ある。クリーンエージェントは、燃焼の3要素(熱、可燃物、酸素)の一つである熱を奪うことで消火する化学物質を含んでいる。不活性ガスは人間が呼吸できる範囲内で酸素濃度を低下させ、燃焼を抑止する。

人とIT機器が生き残れる範囲でガス消火

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