各業界が取り組むサステナビリティ【第2回】

サステナブルは苦難の道? 英国が踏み込む“根深い問題”とは?

各業界で温室効果ガス削減への動きが強まり、オフィスビルなど建物の運用に関してもエネルギー消費の効率化が注目されている。環境負荷低減に必要なのは何か。

 英国政府は、温室効果ガス排出量の削減と、大気中のCO2(二酸化炭素)除去により2050年までのネットゼロ(温室効果ガス排出量が実質的にゼロの状態)の達成を法制化した。英国ではこの目標を2050年よりも前に達成しようと取り組む動きが広がっている。通信会社BTや、放送局のSky、さまざまな地方自治体が、2030年までのネットゼロ達成を掲げる。

 新たな取り組みが目立っているのは建築だ。建築資源効率分析ソフトベンダーBuro Happoldは2030年までに同社が手掛ける全ての建築物をネットゼロ設計にすると計画している。建築資源効率分析ソフトベンダーIntegrated Environmental Solutions(IES)のCTO(最高技術責任者)、クレイグ・ウィートリー氏は次のように説明する。「2006年のEU指令によりエネルギー消費の抑制について数値目標が厳しくなった。その影響で、ビルオーナーは長らくエネルギー効率の優れた設計に注目してきた」

サステナブルなビルには何が求められるのか? “根深い問題”に挑む

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