説明上手になる秘策【後編】
「結局、何が言いたいの?」と言われないための“たった1つの工夫”
仕事で効率的にコミュニケーションを取るなら、“あること”を重視するとよいという。それはごくシンプルだが、実践するのは意外と難しい。
「相手にとって意義のある情報を伝える」という点は、対面のコミュニケーションで重要なポイントになる。インターネットユーザーを相手にするならなおさらだ。読者の注意を引かないと、インターネットユーザーはあなたの会社のコンテンツには目もくれずにWebサイトを去ってしまう。次にあなたの会社が情報を発信したとき、物足りなかった体験を思い出して無視する可能性もある。
ビジネスコミュニケーションにおいて、相手に情報を確実に伝えるには、何に気を付ければよいのだろうか。
「何を言っているのか分からない」と言われないためには
併せて読みたいお薦め記事
連載:説明上手になる秘策
テレワークに関する注目記事
前編「『話をちゃんと聞け』と嘆く人こそ見直すべき“駄目な話し方”とは?」の冒頭には、最も重要な一文を置いた。以下に再掲するこの文に全てが詰まっている。「伝えるべきことを、単刀直入に伝えよう」
実践的に言い換えれば「何かを発言する前に、何を伝える必要があるかを理解しなければならない」ということになる。結果的に何も言わない場合もある。間違ったことを言ったり、中身の薄いコンテンツを提供したりすると、聞き手や読者は、あなたを「私とは関係がない」と考えるようになる。
さまざまな文化が混在する環境だと、単刀直入に伝えることの難易度が高くなりがちだ。ある文化圏では、最初にあいさつをして、ありふれたやりとりを経てから、本題を切り出すことを求められる場合がある。別の文化圏の人にとって、これは時間の無駄に見えることがある。
それぞれの文化圏で期待される振る舞いを完璧にこなす必要はないが、そこそこ感じの良い振る舞いを常に心掛けるのが無難だ。あいさつを「時間の無駄だ」と嫌って簡潔に済まそうとする人もいれば、丁寧なあいさつを重んじる人もいる。
文化的な社交の常識や好みの傾向にかかわらず、われわれは、相手にとって最も重要な情報を伝えようと努め、何よりもそれに焦点を当てるべきだ。
前編でも紹介した「リード(要旨)を埋もれさせない」という点をあらためて強調しておく。コミュニケーションを取るときは、相手がたった1つのセンテンスに耳を傾けるだけで必要な情報が得られるように、内容と表現を吟味するのが望ましい。
会話の流れに起伏を作り、しゃれたレトリックを駆使して相手を引き込む話し方に比べると、単刀直入で効率的なコミュニケーションは楽しくないと感じることもある。だが最終的には、それが全ての人を尊重することにつながる。相手は自分にとって必要なことを知り、適切な応対ができるようになる。そしてあなたの好感度は上がる。全ての人の時間を無駄にしないからだ。
TechTarget発 世界のインサイト&ベストプラクティス
米国TechTargetの豊富な記事の中から、さまざまな業種や職種に関する動向やビジネスノウハウなどを厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
TechTarget発 世界のインサイト&ベストプラクティス
米国TechTargetの豊富な記事の中から、さまざまな業種や職種に関する動向やビジネスノウハウなどを厳選してお届けします。
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
急増する「AIはこう言ってる」マン 判断を狂わせる「AI忖度」を防ぐには?
-
2
取手市がVDIと決別した理由 更改費用「4倍超」を約1.7倍に圧縮
-
3
「データストレージの活用方法」に関するアンケート
-
4
自宅のWi-Fiが「遅い」「途切れる」本当の原因は? Dellが推奨する鉄則
-
5
本当に安いPCで十分か? “すぐ重くなる”を防ぐノートPC選びの絶対条件
-
6
Claudeの不可視透かしに批判殺到 著作権消失や誤判定に潜む企業リスク
-
7
100億円の「Linux更新」を回避 みずほ銀行が選んだ“おきて破り”のRHEL延命策
-
8
221人調査で分かった「情シス最大のストレス」は?
-
9
LLMの「過学習」、正しく説明している文章はどれ?
-
10
レガシー基幹システムをSAPに統合 山善が突き止めた「標準化と個別最適」の境界線
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
年収2000万「クラウドセキュリティのプロ」になれる資格とは
-
2
セキュリティソフトをすり抜ける標的型攻撃メール、不審メールの見破り方とは?
-
3
Windows Updateの通信集中で回線が逼迫、ネットワーク刷新事例に学ぶ解決策
-
4
財務を戦略的組織へ進化させるAI活用術、4つの主要な障壁と解消方法
-
5
「NAS」「SAN」「DAS」は何が違う? いまさら聞けないストレージの基礎
-
6
“あのファイル転送”で暗躍するノーウェアランサム
-
7
標的型攻撃メールを見破るには? サンプル文面を例に傾向を解説
-
8
商用利用の安全性を確保し大量のコンテンツを高速で生成する、AI活用の秘訣
-
9
マンガで解説、1日で生成AI環境を構築できるワークショップの中身とは?
-
10
Dark AIが台頭する時代の新発想、「より高度なAIで対抗する」具体的方法とは?
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー