「AWS」「Azure」「GCP」を基本要素で比較する【第5回】
いまさら聞けない「Google Cloud Platform」(GCP)の基礎知識 AWSやAzureとの違いは?
Googleの「Google Cloud Platform」(GCP)は、Microsoftの「Microsoft Azure」やAWSの同名サービスと並ぶ大手クラウドサービスだ。GCPの基本的な特徴を説明する。
Googleはクラウドサービス群の「Google Cloud Platform」(GCP)を提供しており、Amazon Web Services(AWS)とMicrosoftに次ぐ大手クラウドベンダーだ。ITインフラ情報サイトを手掛けるDgtl Infraの調査によると、GCP事業は毎年200億ドル以上の売上高を上げている。GCPは、データセンターや管理手法、SLA(サービス品質保証契約)、料金体系の面で、どのような特徴を持つのか。
3.Google Cloud Platform
併せて読みたいお薦め記事
連載:「AWS」「Azure」「GCP」を基本要素で比較する
データセンター
Googleは、アジア太平洋地域や北米、南米、ヨーロッパ、中東に複数の「ゾーン」(データセンター)を有している。2022年12月時点で、35個の「リージョン」(地域ごとのゾーン群)が存在し、これらのリージョンの中に合計106個のゾーンがある。
SLA
AWSやMicrosoftと同様、GoogleはSLA(サービス品質保証契約)の内容を個別のGCPサービスごとに設定している。Googleの仮想マシン(VM)サービス「Compute Engine」の場合、1つのインスタンス(仮想サーバ)に対して99.5%以上の月間稼働率を保証する。複数のゾーンにあるインスタンスや、負荷分散されたインスタンスで構築したインスタンス群の月間稼働率は、99.99%になる。GoogleはSLAを満たせなかった場合、利用料金の一部を、将来発生するGCPサービスの利用料金の支払いに振り替える形で返金する。
管理ツール
Googleは、Webブラウザで利用できる管理ツール「Google Cloud console」(画面5-1)に加えて、CLI(コマンドラインインタフェース)の「Google Cloud CLI」(gcloud CLI)も提供している。gcloud CLIはオープンソースOS「Linux」と同様のコマンドが利用可能で、Linuxに加えてMicrosoftの「Windows」やAppleの「macOS」といったOSにインストールできる。Linuxディストリビューション(配布用パッケージ)の「Debian」「Ubuntu」「Red Hat Enterprise Linux」「Fedora」「CentOS」用のバージョンもある。
利用料金
他のクラウドベンダーと同様に、GCPは従量課金制の料金体系を採用している。GCPを試したいユーザー企業は、最大300ドルの無料クレジットを受け取って、20種類以上のGCPサービスを利用できる。Googleは、GCPで各種処理を実行する際の利用料金計算ツール「Google Cloud Pricing Calculator」を提供している。
TechTarget発 先取りITトレンド
米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
TechTarget発 先取りITトレンド
米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
「Excel至上主義」の終わらせ方 丸2日の手作業地獄から情シスと現場を救うには
-
2
取手市がVDIと決別した理由 更改費用「4倍超」を約1.7倍に圧縮
-
3
「Microsoft 365のセキュリティ運用」に関するアンケート
-
4
急増する「AIはこう言ってる」マン 判断を狂わせる「AI忖度」を防ぐには?
-
5
221人調査で分かった「情シス最大のストレス」は?
-
6
「Salesforceのテスト自動化ツール」に関するアンケート
-
7
「データストレージの活用方法」に関するアンケート
-
8
「AI時代の統合基盤・エンタープライズAI管理」に関するアンケート
-
9
AIで人を減らした企業がもう心変わり 「AIブーメラン現象」の実態
-
10
自宅のWi-Fiが「遅い」「途切れる」本当の原因は? Dellが推奨する鉄則
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
年収2000万「クラウドセキュリティのプロ」になれる資格とは
-
2
セキュリティソフトをすり抜ける標的型攻撃メール、不審メールの見破り方とは?
-
3
Windows Updateの通信集中で回線が逼迫、ネットワーク刷新事例に学ぶ解決策
-
4
財務を戦略的組織へ進化させるAI活用術、4つの主要な障壁と解消方法
-
5
「NAS」「SAN」「DAS」は何が違う? いまさら聞けないストレージの基礎
-
6
“あのファイル転送”で暗躍するノーウェアランサム
-
7
標的型攻撃メールを見破るには? サンプル文面を例に傾向を解説
-
8
商用利用の安全性を確保し大量のコンテンツを高速で生成する、AI活用の秘訣
-
9
マンガで解説、1日で生成AI環境を構築できるワークショップの中身とは?
-
10
Dark AIが台頭する時代の新発想、「より高度なAIで対抗する」具体的方法とは?
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー