APIの取り扱いミスが引き起こす問題【後編】

OAuthによる「SNSアカウントでログイン」実装を危険にしないための注意点

ソーシャルメディアのアカウントを使ったログイン機能は、正しく実装しなければユーザーのデータ流出を招きかねない。宿泊施設予約サイト「Booking.com」で見つかった脆弱性を例に、その危険性と対策を解説する。

 「OAuth」(Open Authorization)は、ソーシャルメディアのアカウントを介してWebサイトにログインする際の、アクセス権限を認可するプロトコルとして利用が広がっている。

 こうした普及はさまざまなWebサイトに利便性をもたらす一方で、広範に影響を与え得る脆弱(ぜいじゃく)性の温床にもなりかねない。例えば宿泊施設予約サイトBooking.comのOAuth実装には、重大な脆弱性が存在していた。発見したのは、API(アプリケーションプログラミングインタフェース)セキュリティベンダーSalt Securityの研究部門であるSalt Labsだ。

危ない実装とAPIが及ぼす影響

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